SEAESの眼(SEAES EYES)

新年を迎える為の準備も着々と進めている。
その中で”髪を切る”というのも一つの行事と言えるだろう。

先程、理髪店（床屋）に久しぶりに行ってきた。
以前も書いたかもしれないが、私は子供の頃からずっと同じ理髪店を利用している。
そこの親父さんから息子さんにバトンタッチした形で今も髪を切ってもらっている。

そのお店で話を聞いたのだが、
今、理髪師になる若者がいないというのだ。

平成22年静岡県西部地区で理髪師になろうと思った若者は一人もいなかった。
静岡県中部地区では辛うじて一名いたんだそうだ。

何十年後には、顔スリを楽しめなくなると思うと、
かなり寂しいものがある。

落語にも沢山理髪店（床屋）は当日の社交場として、
古典落語の題材にもなっているというのにだ。

一方、人口の割りに浜松市内には美容室が多いように思うのは、
私の勘違いなのだろうか？

しかも、出来ては潰れを水面下で相当繰り返しているように思う。
それほどの新陳代謝が起こっているのに、理髪師になろうと思う、
若者がいないというのは、悲しいじゃないか。

もし生まれ変わるなら、床屋か大工になりたいなと思う。
そう、職人に強いあこがれ（リスペクト）があるのになぁ～

顔ソリだけでなく、刈り上げもうまいですよ。

うん、私もそう思う。
もしかすると器用な美容師さんは綺麗に刈り上げてくれるかもしれない。
でも、理髪店なら何処のお店でも刈り上げてくれるんです。

理髪師は”職人”としての代名詞なんだという事で、
来年辺りは理髪師を題材にしたマンガかドラマでも作って欲しいものだ。

頑張れ、理髪業界。