2008年09月12日
プジョー207CCでお迎え
都会に住む女性に似合うのではないかと予想するプジョー207CC。
では男性に乗っていただくなら、お迎えというシチュエーションはいかがか。
キャリアな妻を迎えに、ガレージから乗り出したクルマを走らせる。
妻のクルマであっても、ここはエスコートカーとして乗りこなすシーンなので
ある。
オフィスの近くまで、近すぎず、歩かせず、乗り込む妻のシーンを思い描き
ながら”借り物”の車を停める。
オフィスからはき出されてくる人波を眺めながらさりげなく演出をするのも
”亭主”のつとめなのである。
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2008年09月10日
猫足で狙う
今回のプジョー207CCのブログインプレッションは雨の中で行った。
本来ならばCCにも受け継がれた猫足をワインディグで試すつもりが
雨である。
ならばと雨を味方につけて都市に棲む青い猫の写真を撮る。
猫科の常、なつかせたらよい声で鳴く。と思ってよいのかどうか、
つり目を避けても後ろからも赤い猫の目は睨むのである。
プジョー207CCは雨を味方にする猫である。
しっかりとフィクスされたクーペのスタイルでいる間はクルマに興味
を持たない人種にはスマートな猫に過ぎない。
少しお洒落な猫はファットではいられない、柔軟な足腰を使い、忙し
く行き交うクルマの波の中を走りぬけなければならない。
雨をいとわず主人を待つのは都市の猫なのである。
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2008年09月09日
オンタイムorオフタイム
クローズドクーペに乗る。
ファストバックの小粋なクーペは特別に感じずとも十分にスポーツをする。
フォーマルでもなく遊びでもなく、スポーツをその歴史と血を感じさせるの
がプジョーである。
アスリートが着るスポーツウェアは今や街着の中に取り入れられて機能
を着こなすように提案されている。
これを街で着こなすのが、プジョーのまとい方なのである。
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2008年09月01日
都市のライオン
都市に住まうブルーライオン”プジョー207CC”が狩猟姿勢のまま伏せて待つ。
猫科に属する車を持つことは狩猟とリラックスという猫の本質の二面性を持つ
ことに通ずるのだ。
ピタリと石畳を掴んだ姿勢のままの愛猫が待つ道路に戻れば、飼い主のみに
媚びるほど従順でいながら、時にするどい目の輝き持つ猫であることも知る。
猫とは”二面性”を持つ動物であると知ってつきあいたいものなのだ。 続きを読む
2008年08月31日
兄さんの207CC
プジョー207CC を持ち込んだのは浜松駅にほど近い”べんがら横丁”、ラー
メン屋さんが軒を並べる浜松駅近くの名所です。
ここを訪ねたのはブログインプレ日が木曜と重なったから、公私共にお世話
になっている”ぶん屋”さんが近くのサテライトスタジオでおしゃべりをする
「遊びの達人」の放送に合わせたのでした。
11:30の放送終了後、撮影をお願いしていたぶん屋さんに早速試乗をお
願いしました。
「俺、こういうの嫌いじゃないよ」 続きを読む
2008年08月31日
屋根のない車に乗って
連載するプジョー207CC ブログインプレッションの番外編、深夜にはSEAES
フェティッシュなレポートといたします。
以前、車雑誌を多く刊行するネコ・パブリッシングに伺い話をしていると、車を
撮る専門のプロカメラマンはこだわりにがすごいという話になる。
メーカーから借りたインプレ用の車をどう表現するかは、編集部の企画では
ありますが、カメラマンはその上のこだわりで車を撮影する。
ここには妥協は一切ないのだそうです。
そこでSEAESもこだわりをひとつ
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2008年08月30日
石畳を走る
「都市型だと思うそれとも郊外?」
浜松の郊外の丘陵地半田山でプジョー207CC を受け取り、走り出してそう聞く
とドライバーは「完全に都市部でしょう」と答える。
フランス車、とくにプジョーは都市に似合う。
今回は特にCCという機能を持つから、都市と郊外を併せ持つことも望ましい。
ならば、浜松というこのロケーションに似合うはず。
まずは郊外からはじまり日常使いの都市部へ走らせてゆく。
浜松市は郊外に広がっており、ベッドタウンから都市部へ走るのが日常である。
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2008年08月30日
クーペの魅力
車のスタイルを種別する”クーペ”という言葉がある。
日本におけるポピュラーな”クーペ”はトヨタと日産が大衆車のシェアを戦った
頃のサニーvsカローラ戦争に遡る。
サニーが1000ccで発売するに際しカローラが「プラス100ccの魅力」という
キャッチフレーズで1100ccで発売した。
その次にサニーがセダンに加え魅力的な追加車種として用意したのがサニー
クーペであった。
クーペの定義(他の定義の多くも)は馬車に所以する。セダンに対し、クーペは
二座の小型を指すのだと読んだ覚えがある。
サニーvsカローラ戦争ではファストバック(屋根後部がゆるやかに下降するライ
ン)はサニーが”クーペ”を先んじ、カローラは追加車種としてスプリンターとして
発売した。
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2008年08月29日
プジョー207CC に乗る
8月28日、プジョー207CC のブログインプレッションの朝は残念な雨、それ
でもときおり雲が切れ、重い曇天になるところを借り出す車の待つ浜松半田
山に向かう車中、話をする。
「案外多いんですよね」 「ああそうだなあ」
カー雑誌のインプレもメーカーからの広報車の貸し出しだから各誌への割り
当ての日がある、その日が雨だとしても中止にはできない。
我々とてそれは覚悟の上、今回のCCがクーペカブリオレである楽しみを伝
えられるか少し気がかりなのである。
待っていた小柄なライオンは、フランス車らしいブルーメタリックのボディ、
ちょっと「ほぅ」と関心してしまったのは、色の華やかさである。
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2008年08月28日
ライオンの棲む所
プジョー207CC のインプレを始める前に、まずはお断りしておかなければ
ならない。
私たちはブログを使ったインプレッションをブログインプレッションと呼ぶ。
これは車だけでなく私たちの身の回りにあるモノをメーカーやディーラー、
販売会社さまから借り出し、実際に私たちの街の中で使ってみて書く試み
である。
ブログという表現手段を持った私たちは、商品や製品のすばらしさを評論
家やカタログだけに語らせるのではなく、自ら語ることによりよりユーザー
視点のインプレを行おうと思うのである。
今回、SEAESの第一回インプレは車、プジョー207CC を借り出すことが
できた。
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