2009年01月11日
夏のエレメント
エレメントとは物質を構成する元素を表す名前である。
ホンダのエレメントはその素質において遊びを構成する元素をたくさん含んだ車
として発表されたが、さほどのセールはしなかったというのだが、これが街を行く
様子に十分に反応するのは、遊びの元素を振りまいているからなのだ。
ホンダアメリカがデザインし、発表を欲したというこの遊び車は特徴的なドア構成
を才能の一つとしている。
両側のドアが”観音開き”であることがその一つで、後ろのハッチも上下二分割
に開き、下ドアはベンチを兼ねている。
ここまで書けばこれは遊び車として開発されたことがわかるのです。
車とはマルチな生活状況に合わせることを期待されるのだが、これほどまでに
遊びを詰め込めば、そのイカツサからもこれは週末カーとなる。
普段の生活にはちょいと不便を強いるのであります。
この車を思う時、それは週末もしくは休暇である。
どこへ走って行き、このようなドア全開の状況にするかを想像する。
想像するところから旅ははじまり、目的がはっきりする。
その想像の中にはあいつも、あの子も含まれている。仲間を誘いたくなる車な
のである。
乗り心地も走りもたいしたことはないという、大味なアメリカンカーチックなところ
がエレメントの持つ生まれつきの才能である。
乗り心地よりも、ノリ心地で乗る。ドアを全てあけてウェルカムと仲間を迎えいれ
る車なのである。
遊びに誘う車、これでどこかへ行きたいね。
Posted by もとお@SEAES at 00:20│Comments(0)
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