SEAESの眼(SEAES EYES)

NM706iが手元に来て月明けで二ヶ月、この頃ではすっかりお出かけ用と
なってデスクの上にある。

NM706iの魅力は優美なところであり、それだけ。
機能は限定されているから、電話とメールのみ。写真機能は短焦点だか
らたかがしれていて、ありのままに写すという程度のみである。

写真は暗いところではあまり向いてはいないから、もっぱら昼間出かける
時のみで、電話を受ける程度と割り切って使っている。
ただし”優美”なボディは持ち歩きたくなると申し上げておきたい。

小さいモノフォルムボディはソニーのプレミニで経験してきたから決して小
さ過ぎるともおもわず、キー類も不便は感じないながら、メイン機として使う
ならば、仕事柄携帯メールも多く使う身としては心もとない。
やはり、大型ボディでわずかでもキーが大きいものが楽とは感じている。

メイン機として使うならば逆に女性や指の細い方には向いていると思われ
ます。

それにしても同型を持つ人に出会わないのはよいもので、ショップに聞くと
在庫がなくなるほどだからそこそこ売れていると思われるのだが、おそらく
小型ゆえに女性のバッグに納まっていると考えている。

バッグの小さなポケットから取り出されるのが、NM706iには似合うと思わ
れる。

ならばNM706iは街で見かけない携帯となり、密かに所有されていること
になる。もし使うときがあっても掌にすっぽり入ってしまうから尚更見掛け
ない、フラップ式の大型形態をこれ見よがしに使うよりつつましく。
これも見識のうちに入るのかもしれません。

携帯を使う場所は限られている。
公共の場所は遠慮するのがマナーながら、オフタイムでもどこでも使って
よいものでもない。
使ってよいところでも、大声で話すものでもない。

携帯はそっと持ち、手短に用をすませ、必要にして充分なコミュニケーシ
ョンである、会話とメールができればよい。
その為のツールとしてNM706iはベターであると思うと納まりがよいのです。