SEAESの眼(SEAES EYES)

【基本仕様】

　■2.8インチ VGAタッチスクリーン
　■Windows Mobile 6.1 + TouchFLO 3D
　■512MB フラッシュ、288MB RAM
　■HSDPA 7.2Mbps, HSUPA, 4バンドGSM
　■IEEEE802.11b/g WiFi, Bluetooth
　■3.2メガピクセルカメラ

　■FMラジオ
　■microSD32GBまで対応の外部メモリ

iPhoneでさえ苦戦しているという日本のスマートフォン市場。

一人勝ちはご存じのWillcomだ。

MNP導入からの結果を見てもわかるように、やっぱりドコモが強いことには違いない。

確かに、ドコモには当初法人向けだった「BlackBerry」というソリューションがあるだが、
コンシューマー市場に向けた端末。

＃iPhoneに対抗馬

を仕掛けたいという思惑が有るのも理解出来るところだろう。

今回ご紹介してる「HTC Touch Pro」の特筆するべき点は、
1セグチューナーを搭載せず、FMラジオにしたところだ。

かなりの冒険だろうと考えるが、
HTCという台湾メーカーからしたら、1セグという日本市場特有の機能を搭載するよりは、
FMラジオという世界標準機能を搭載した方がコスト的にも市場的メリットなどを考慮した
選択なのだろうと認識している。

＃FMラジオの周波数は各国によって違うが、対応可能のようだ。

携帯性という意味では、二代目パソコンの代名詞として「ネットブック」という選択肢も、
捨てきれないユーザもいるだろう。

あくまでも私感だが、ネットブックは確かに安い。

しかし、安いからこそ出来る事も限られているのだ。

皆さんの仕事がメールだけで完結出来るくらい電子化されているのであれば、
ネットブックでも問題無いだろう。

現実は、外出先でもExcelやPowerPoint等の修正を余儀なくされる。

あくまでも閲覧端末という割り切りであれば、
スマートフォンという選択肢も大いなる可能性を秘めているのでは無いだろうか？

そういう事を考えると、この市場がより活性化される事で、
ますます激化して更なる良い端末が市場に出回るという好循環が作り出せたら、
本当に素晴らしいのではと心から応援したい。

何れにしても、使ってみたい端末がまた出て来た。

その事だけは紛れもない事実であろう。

悩ましい。