SEAESの眼(SEAES EYES)

朝のテレビで広島市民球場最後の試合につめかけたファンが「かならずここへ
帰ってくるぞ」と宇宙戦艦大和のテーマソングを歌っているのを聞いた。

彼らは日本シリーズで帰還する可能性があるのだ。

さて、すっかり頭の中がヤマトになると、コスモクリーナーを思い出した。
ヤマトが遠いイスカンダルに向けて旅をしたのは放射能に汚染された地球の
汚染された空気を綺麗にするこの機械をとりに行った旅でした。

地球温暖化が叫ばれ、嵐や洪水など私たちの身近にもその影響がわかるほ
どになった今、空気をきれいにするコスモクリーナーは確かにいるはずだ。
増えすぎた温暖化ガスを増やさないという運動は大切なことだけれど、積極
策でクリーンにする方法はないのだろうか

世界に連携するプロジェクトとして国単位で何箇所ものコスモクリーナー工場
を建設する。
空気を吸い込んで汚れを除去し、酸素を増やしながら稼動させる工場は税金
の多くで賄われるが、一年一年地球に汚染ガスがなくなり、空気の平和が訪
れるようになる。

先進国は今まで汚した分、その浄化にも力を入れ、後進国は今はガスの排出
国ではあるが、いつかは除去する側にまわりたいと努力する。

工場のまわりの空気がきれいになることから、工場誘致は市民レベルで歓迎
され、「コスモクリーナーのある浜松」などという観光資源にもなる。

やがて南極の氷はまたキッチリと凍るようになり、台風は適度な数となり、しら
ないうちに凶悪犯罪が減り、子供たちは緑あふれる屋外で遊ぶようになる。

じつは地球温暖化が全ての現代の症状を起こしていたことが発表される。

美しい地球に気づいた地球全体の人類は、もう汚すまいと美しい空気を持つこ
とに誇りを持つ。

汚れすぎた地球にコスモクリーナー構想が生まれ、百年単位で過去の空気に
暮らすようになった私たちは、あの時代の歪が何から生まれたものかを振り返り
新たな地球運営につとめるのである。

必ず帰ってくるのは、環境であってもらいたい