SEAESの眼(SEAES EYES)

集まった面々は近所に上棟式があれば必ず行ってたくさん拾ってきた思い出を
持つ、最近は住宅業者さんがすすめない為に減ってきている中、つちやさんは
安定した受注をいただいているというから、まだこの懐かしい持ちまきも続いて
ゆく、うれしいことであります。

餅はめでたい時に用いるもの、いわばハレの行事に用いる食物です。
当然めでたい上棟には、ご近所の皆さんに「よろしく」、集まったご近所さんは
「おめでとう」といった気持ちで集まる。

餅は長い時代、特別なハレな食べ物とされたから、拾ったらうれしいのである。

どこかで読んだのだが、米本位の時代には米よりさらに高い餅は高価なもので
あったと記憶している。

というところで黄金虫の話を思い出した。

「黄金虫は　金持ちだ　金蔵（かねぐら）建（た）てた　蔵建てた　飴屋（あめや）
で水飴　買って来た

黄金虫は　金持ちだ　金蔵建てた　蔵建てた　子供（こども）に水飴　なめさせた」

子供の頃から不思議だった、水飴の出てくる歌を思い出したのだ。

米より貴重な餅、さらに米からつくった菓子が飴ならば、これは最高に高い贅沢
品となる。

こがねもちな黄金虫は子供に水飴を食べさせていたというのはお金持ちの表現
なのである。

さて、そんなことを書いていると水飴が食べたくなったのだが・・・・

どこに売ってるんでしょうかね。