SEAESの眼(SEAES EYES)

SEAESの一人、広見屋（ひろめや）のイチローです。

ぶん屋さんから教えていただきましたが、お江戸や明治、大正あたりまで
広告宣伝の商売をを「広見（ひろめ）」と言ったそうであります。

お客様のお求めに応じまして、どう宣伝するかを考える仕事にはぴったりの
名前であります。

さてと、今回は遠州YEAHというお話であります。

遠州人は、さまざまなところで「いえぇ～」と言う言葉を使いますが、これは
便利であります。

まずは道の向こうを歩く仲間にむかいまして大声で「いぇーーー」と呼ぶ。
呼ばれた方も「いぇーーっ」と答えましてこれは呼びかけになる。

後ろから追いつきざまに、「いぇい」と声をかける場合もありますね。

続きまして、相手が好まぬことをする、仕事をしていますのに横からちょっ
かいを出しますと、「いぇぇ・・」と嫌な声を出しまして注意をいたします。

次に、うらましい場合などに使いますが、友達がとても美しい婦人をガール
フレンドにいたしまして一緒に歩いて参ります。

すかさず肘でこづきまして「いぇぇ、いぇぇ」とからかう。

さて、お分かりいただきましたでしょうか。

言葉を書いて伝えるのは難しいものであります。

なかなか最近はネイティブな遠州弁つかいも少なくなりましたが、広見の
世界は駄洒落など言葉遊びからはじまるものがあります。

「いぇい」の活用、おわかりでしょうか

語り告ぎたい郷土の資産であります（どうかなあ・・・）。