SEAESの眼(SEAES EYES)

「ひるがの高原は涼しかったぞ」

朝、友から電話がかかる。今日は高山の置くまで仕入れに向かったのだ。

ひるがのは１９度の涼しさ、朝からそんな電話で起こされると、軽く嫉妬し
ながら今日の友の旅を考える。

大好きな郡上、高山を経て美しい宝石のとんぼ玉を作る職人のもとへ向
かっているのです。

ブログを持つ同士は、電話だけでなくおそらく出先であげられる記事を楽
しむことができる。
気心がしれた仲間なら一緒に旅をしたように思い、お土産話を楽しみにす
ることができるのです。

近況報告どころか、リアルタイムの旅を知ることができるのなら、よい旅を
と応援することおもできるのです。

仕事のブログだからといって、プライベートを書いてはいけないのではあり
ません。

仕事や商品のことだけでなく、店主のキャラクターが現れることを私たちは
望む。
バランスのよい頻度で店主の生活を知らせてくれるのも、来店時の話題と
することができるのです。

昔、営業にいった先で、かけられていたカレンダーが皇室ご一家のもので
した。
家の父母も皇室ファンで同じカレンダーを提げています。

思わぬ共通項に話が盛り上がり、仕事をスムーズにこなすことができまし
た。

仕事だけでない共通項はどこにあるのかはわかりません。
けれども、自らの生活をブログに書き取ることによって、思わぬ親しみを感
ずる人がいる。

高山の旅を楽しみ、商品を仕入れてくる仲間のおみやげ話を待って今日
一日を過ごします。

ときおりあがるブログ記事は店主の心を伝えてくれるはず。

こんな楽しみ方、伝え方もあるのです。