2008年12月24日
迫る車に道をあける
「名ばかりのGTは道をあける」
かつてのトヨタセリカの有名なCMコピーは日本では珍しく「仮想敵」を持つCMとして
話題を呼びました。
この時の仮想敵とはもちろん日産スカイラインのこと、後に2車は全く別の発展を遂げ
ますが、メーカーが開発した車に自信を持って発表していた頃の有名なエピソードと
なりました。
最近見かけないのが、このランサーのチンスポイラーに貼り付けられたデカールです。
正面から見れば逆文字になりますが、これは前走する車のバックミラーに向けて貼
りつけられています。
つまりは後ろから迫る車の性能を誇示する”威嚇”でもある。
名ばかりの車を走らせていると、ランサー2000TURBOが後ろから迫り、暗黙のプレッ
シャーをかけるという図なのです。
今はエコな時代、パワーで威嚇することなどはスマートではない。
けれど、こんな威嚇で自らの車を誇っていた頃が、メーカー個々らしい開発を行ってい
た頃でした。
名ばかりのGTは道をあける。そんな時代がありました。
Posted by もとお@SEAES at 00:20│Comments(0)
│クルマっちゃうな