2008年10月24日

ハイソカーブーム

ハイソカーブーム

かつてカー雑誌で今までの車業界のブームを特集記事があった、楽しく読んだ
覚えがあるのだが紛失してしまい、ちょっと惜しく思っています。

さて、今晩はハイソカーなるものについて書いてみましょう。

かつて若者たちは免許年齢に達すると一斉に免許をとり、車を買ったものでし
た。当然高級な車には手が届かず、精一杯のローンを組んで小さな車、小さな
スポーツから始め、徐々にグレードアップしていた頃がありました。

現在もまだ普遍の人気を持つAE-86(カローラレビン・スプリンタートレノ)などは
その頃の名車として多くの人の入門車として使われた車でした。

以後やってきましたのは、一斉に買われた車が中古車市場に流れ、高級車と
言われたいわばオヤジカーに若年層が目をつけたことからはじまりました。

人気のある小型スポーツに比べ、中古車市場でも値をつけない高級車はあふ
れ気味でしたし、もちろん乗り心地も装備も小型にはない魅力を持っておりま
した。

ローレルあたりにはじまり、セドグロ(セドリックやグロリア)が続きましてより
高級車の中古を若者たちが乗り回しはじめたのが、ハイソカーブームのはじま
りでした。

慌てたのは段階的に「いつかはクラウン」と思っていた層でした。
家のガレージには中間管理職によくやくなったお父さんのブルーバードの隣に
息子のクラウンやセドリックがあるという逆転現象が起きたのです。

その頃からはじまった「なんでもあり」文化が現代まで続いています。

やがて車のローンは、家族を持たない若年層なら負担できる金額となりました
から街で見かける大型車の新車までが若者に占められてきた。

今やハイソなどと呼びはしませんが、大型の高級車を見ると、「これは若い兄ち
ゃん」の車だなと予測できるようになりました。

お父さんたちは、今や団塊やその下の世代、小さな車からグレードアップして
いった思い出がありますから、無駄を排して小さな車で満足できる世代であり
ます。

小さなエコカーはお父さんたちが、大型のミニバンは若い兄ちゃんが乗る。
車とはもはや古びてしまった言葉「ハイソ」が乗る車ではなくなったのであります。



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