2008年10月21日

ブログで我田引水

ブログで我田引水

『我田引水』(がでんいんすい)とは

「(自分の田に水を引く意)物事を、自分の利益となるようにひきつけて言ったり、したり
すること」(広辞苑)

こんな言葉を読めば、自分の反省と今の社会のゆがみを感じることができます。

美しい日本の心の伝統は、謙譲の心であったり、奉仕の心であったりする。
それを感じながら過ごしていると、これは心地よいのだが、ちょっと我の幸せを後回しに
することにもなる。これでは競争社会に「勝ち」抜けないとするのが現代社会である。

ブログにも多く見かけることに我田引水があります。

読まれてこそのブログだと思えば、目立つことをする。目立つようにふるまう。
自らの露出を主に考え、どう見られるかは考えないということがまかりとおります。
ブログとは個人のもの、もちろん気に入らない記事は読まなければよいのですが、基本
の心として、もう少し情緒があってもよいと思うのです。

ブログは心の連携を生み出せるメディアの一つです。
誰かが書いた感動に連鎖する共感が今日一日をうれしい日にしたり、美しいものを生み
出したりすることを期待されています。

興味という観点からは情報を得る幸せがありますが、その情報に心があればもっと伝わ
るものが多くなる。
ブログは人が書くものですから、基本は共感や心の連携にあるのです。

我田引水は、自らにばかり水を引く(この場合は自分のブログに引き込む)ことを言います。

私たちは自分のことばかりを言い、話しを聞かない人をどう思うでしょうか

「こんにちは」と声をかける私たちに「こんにちは」と答えない人ではおつきあいができませ
んね。

厚意的に思っていた人が、じつは自分のところにばかりひきつけて共感や感動をいただけ
ないのなら、それはさみしい関係になってしまいます。

SEAESブログでは、出合った方のことを丁寧に紹介することを励行しています。
私たちがブログという小さいメディアを使うならば、好意的に使うべきですし、厚意的にする
ことは、じつは自分を表すことになるのです。

いつも自分のブログに引き込むだけではまわりの田んぼ(ブログ)の稲は一緒に生長でき
ません、互いの水(記事やコメントなど)を通わせることでブログという美田が並ぶことにな
るのです。

ブログではじめる「他田流水」的な考え方は、隣を潤しながら自らにも水が流れることにな
るのです。

自分のことばかりでなく、まわりに目を向けて厚意的になること、これが美田の作り方なの
です。


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