2008年10月13日
リスタート
毎度おなじみ、三題噺の時間です。
三題噺は、お客さまから三題をいただきまして、
即興で噺をこさえるという。
SEAESな二人でお題を募集しまして、頭の体操として愉しんで
いただきまして盛り上がろうっていう仕掛けでございます。
さて今回のお題は、「放課後倶楽部♪」の小池さんからいただきました
お題「ラジオ」「ペンギン」「鼓(つづみ)」であります。
ご協力、感謝です。>小池さん
さて、どうなります事やらしばしお付き合い下さい。
#今回のお題は難しかった事と落ちなかったのが悔しい。
【お題協力】
放課後倶楽部♪ 小池さん
http://bunkasaikibun.hamazo.tv/
「今日、授業が終わったら放送室で。」
それが我々の唯一の楽しみだった。
好きなレコードをかけまくり、ラジオの深夜放送のまねごとをするのだ。
「みんな、元気~♪」
番組らしく時間を計りオープンリールに録音するのだ。
意外に本格的ではあるが、ストップウォッチなんてもは無い時代だ。
放送部の備品にある砂時計を見ながら正確に話をする事を目指していた。
そんな事をしたのは何十年も昔の話。
あの時は本当に不可能が無いと思っていた。
何もわかっていないという事は何よりも無敵になれるという事なんだろう。
「オレ、空を飛べる」
と思って、二階から手をひらいて飛び出して大怪我したこともあったなぁ~。
そう言えば、実家の近所が芸者さんの置屋だった。
そのそばを通といつも三味線や鼓、歌の練習をしていたものだ。
その置屋のお姉さん達にお使いを頼まれたりした事もあったのも、
とても懐かしい思い出だ。
そう言えば「皇帝」と言われていた近所のおじさんがいたことを思い出した。
なぜ「皇帝」だったのかはペンギンみたいな歩き方をしている事から、
この名が付いたそうだが確認したものは居ない。
懐かしい懐かしいと昔を思い出してみても、取り戻せない。
しかし、これだけは言える。
その時にしか出来ない事をその時にする事こそ、今に繋がるという事。
我々の世代になってからでは遅いのだ。
いや、時間を経過しなければ理解出来ない事も沢山ある事も改めて知るのだ。
先人の言うことに耳を傾けなさい。
貴方達よりも多くの経験を積んできたからこそ、今を語れるのです。
そう思っていたら無性に走りたくなってきた。
「そうだ週末はドライブに出かけよう。」
書斎にあるウィスキーをあけ、グラスに注ぎ、一気に飲む。
喉が若干焼けるようだが、この火照った頭を冷やすには丁度良いだろう。
「こんな時の為に先日オイル交換をしたばかりだしな。」
紅葉には少し早いが箱根にでも行ってみるとするか。
そう思いながら寝室へ向かう。
遠くで深夜放送のラジオが鳴っている。
人生とは限られた時間だから楽しいのかもしれない。
あの時の砂時計のように、サラサラと砂が落ちてように眠りにつく。
それが我々の唯一の楽しみだった。
好きなレコードをかけまくり、ラジオの深夜放送のまねごとをするのだ。
「みんな、元気~♪」
番組らしく時間を計りオープンリールに録音するのだ。
意外に本格的ではあるが、ストップウォッチなんてもは無い時代だ。
放送部の備品にある砂時計を見ながら正確に話をする事を目指していた。
そんな事をしたのは何十年も昔の話。
あの時は本当に不可能が無いと思っていた。
何もわかっていないという事は何よりも無敵になれるという事なんだろう。
「オレ、空を飛べる」
と思って、二階から手をひらいて飛び出して大怪我したこともあったなぁ~。
そう言えば、実家の近所が芸者さんの置屋だった。
そのそばを通といつも三味線や鼓、歌の練習をしていたものだ。
その置屋のお姉さん達にお使いを頼まれたりした事もあったのも、
とても懐かしい思い出だ。
そう言えば「皇帝」と言われていた近所のおじさんがいたことを思い出した。
なぜ「皇帝」だったのかはペンギンみたいな歩き方をしている事から、
この名が付いたそうだが確認したものは居ない。
懐かしい懐かしいと昔を思い出してみても、取り戻せない。
しかし、これだけは言える。
その時にしか出来ない事をその時にする事こそ、今に繋がるという事。
我々の世代になってからでは遅いのだ。
いや、時間を経過しなければ理解出来ない事も沢山ある事も改めて知るのだ。
先人の言うことに耳を傾けなさい。
貴方達よりも多くの経験を積んできたからこそ、今を語れるのです。
そう思っていたら無性に走りたくなってきた。
「そうだ週末はドライブに出かけよう。」
書斎にあるウィスキーをあけ、グラスに注ぎ、一気に飲む。
喉が若干焼けるようだが、この火照った頭を冷やすには丁度良いだろう。
「こんな時の為に先日オイル交換をしたばかりだしな。」
紅葉には少し早いが箱根にでも行ってみるとするか。
そう思いながら寝室へ向かう。
遠くで深夜放送のラジオが鳴っている。
人生とは限られた時間だから楽しいのかもしれない。
あの時の砂時計のように、サラサラと砂が落ちてように眠りにつく。
Posted by もとお@SEAES at 19:05│Comments(2)
│三題噺
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みなさん、こんばんは。お待ちかね。「SEAES 三題噺」の時間です。三題噺とは寄席の高座芸の一つでありまして、お客さまから一題づつ三題をいただきまして即席で噺をこさえるという遊び...
第13回:「ラジオ」「ペンギン」「鼓(つづみ)」【SEAESな二人】at 2008年10月13日 19:15
この記事へのコメント
お疲れさまでした。
なるほど、こ~ゆう風になるわけですね。
さすがだわ…。ラジオのエッセイストとか構成作家さんとかもこなせちゃう能力ですよね。
これに1曲、音楽を絡めたら番組できちゃいそうですよね。
しっかり元「放送委員」の僕もリサーチされていました。
この連休に、銀座で偶然出会った幼稚園以来の幼馴染の親友とは中学~高校と6年間も放送委員を
組んだ仲間で、高校時代などは毎日顔をつきあわせては時にはケンカもしたりと、そんな奴でした。
ありがとうございました。
なるほど、こ~ゆう風になるわけですね。
さすがだわ…。ラジオのエッセイストとか構成作家さんとかもこなせちゃう能力ですよね。
これに1曲、音楽を絡めたら番組できちゃいそうですよね。
しっかり元「放送委員」の僕もリサーチされていました。
この連休に、銀座で偶然出会った幼稚園以来の幼馴染の親友とは中学~高校と6年間も放送委員を
組んだ仲間で、高校時代などは毎日顔をつきあわせては時にはケンカもしたりと、そんな奴でした。
ありがとうございました。
Posted by 放課後倶楽部 at 2008年10月14日 09:38
小池さん
コメント、ありがとうございます。
今回のは落とせなかったのが残念ですが、
意外に綺麗におさまったかなと思っています。
私個人的にもラジオドラマとかはとても好きなので、
何れは三題噺をベースにしたドラマをPodcastで配信する事も考えてみたいなと思ってます。
ま、何れにしてもかなり先の話になりますので、
コンテンツだけはずっと貯めておこうかなと。
そんな感じでございます。
また、お付き合い下さいませ。
コメント、ありがとうございます。
今回のは落とせなかったのが残念ですが、
意外に綺麗におさまったかなと思っています。
私個人的にもラジオドラマとかはとても好きなので、
何れは三題噺をベースにしたドラマをPodcastで配信する事も考えてみたいなと思ってます。
ま、何れにしてもかなり先の話になりますので、
コンテンツだけはずっと貯めておこうかなと。
そんな感じでございます。
また、お付き合い下さいませ。
Posted by シイズな二人 at 2008年10月14日 18:53