2008年10月12日
First Generation

2006年にトヨタからセリカという名の車が無くなる時、メーカーやメディアはこぞっ
てその歴史をとりあげた。
初代が1970年に生まれてから、歴代セリカはトヨタのスポーティとデザインの旗
印として君臨し、多くの若者の憧れを乗せて走っていた車でした。
これを書こうといつものように海外サイトの画像を見ていると、海外でも愛された
初代セリカをまとめているカテゴリーを見つけることができた。
その名こそが「Celica First Generation」である。
当時、最初にセリカを見た少年時代の僕は、まるで宇宙船チックなデザインと
今までに見たことがないボディの局面に驚いた。
それまでは歴代のサニー、ブルーバードなどの日産車党であった車好き少年
はカクカクしたデザインのクーペがスポーツだと思っていた節があり、このラウン
ドした造形に驚いたことを覚えています。
しかしながら、このタイトルCelica First Generationにもちょっとウレシサを感じ
るのは、トレッキーでもあるからで、初代セリカなどと言うより、この表現を好む。
次からは初代セリカを「ファーストジェネレーション」と呼ぶのがお洒落なのだ。
ただしこのセリカ、見たこともない局面カーであったことから日本では「ダルマ」
と呼ばれている。
初代と呼ばずに「ダルマセリカ」と呼べばこの車種を差すのである。
今さらながらに美しいこの車はもちろんこの後に登場するLB(リフトバック)を
待って、アメリカのスペシャリティー、マスタングの日本版なのだと誰もが納得
をした。
全てがアメリカナイズされ、まだ日本車は海外のデザインテイストを模倣して
いた頃の最後の「ジェネレーション」である。
センターピラーのないウインドウを全て下ろし(当然当時はパワーウインドウ
はなし)、走り出せばこれは未来カーに近いデザインで振り向かせることがで
きたのである。
ただし、振り返ったのは当時まだ少年の僕だったのでした。
「あ!セリカだ」
学校の行き返り、車の名を当てながら返った国道のことでした。
Posted by もとお@SEAES at 00:34│Comments(0)
│クルマっちゃうな



