SEAESの眼(SEAES EYES)

そこで営業マンＡ君、弱小会社営業マンでありまして、なんとか名刺を置くだけ
ではないアピールがしたい。

そこで流行でありますブログをはじめます「猛烈営業マンの蕎麦売り日記」
なんでもいいんですが、例として蕎麦にいたしました。

なかなか既存の蕎麦粉の仕入れ先から変更してもらえないＡ君、研究熱心で
ありまして対抗する営業マンが大手なら、こっちは知識でと勉強をしております。

毎日毎日営業でがんばっている自分の毎日を綴りますが、その中で自分の扱
う蕎麦粉の魅力を書き、休みを使って産地まで行き、農家の方を取材したりも
する。
会社では、「熱心だね」などと言われますが、ブログには長野へ出かけたレポー
トが綴られております。

このブログを呼んでいただこうとＡ君、「猛烈営業マンの蕎麦売り日記」のアドレ
スを入れた名刺をパソコンで作りまして配り始めます。

「こんにちは！」、Ａ君声がデカイのが特徴でありまして蕎麦屋でも声だけでま
た来たということがわかります。

「熱心だねえ」と言えど買うとは言わないのが世間であります。

そこで取り出しましたる名刺カードを渡す、「お暇ならきてよね」ではありませんで
「お暇な時でけっこうですからブログをご覧ください」と言い、深々と頭を下げて
帰っていきます。

こんなところから、突破口が開きますかどうか、世の中は「ブログ」という言葉
はもう誰でも知っている。
もしかしたら店主さんもブログで集客を図ろうなんて、商店街の勉強会にも出た
ことがあるかもしれません。

ご縁を深めるには数行くことも大切ですが、熱意と積み上げた知識をどこかで
評価してもらうことが大切であります。

Ａ君、次に行くのが楽しみでワクワクして蕎麦屋に向かいます。

「おお、君のブログを見たよ」と言われますかどうか、相手の時間を使っていた
だいて自分のアピールができる「かも？」しれません。

営業マンが相手の心に飛び込むのに使える策は活用すべきなのであります。