2008年10月01日
遠き日のルーチェ

美しいセダンはどのスタイルの車をも凌ぐ。
シンプルなラインで構成された”車らしさ”とはセダンのことを言う。
現代の子供に車の絵を描かせると”ミニバン”のカタチを描くのだという
が少々なげかわしいのである。
日本のモータリゼーションの発達は、かつて日本が得意とされた”模倣”
からはじまった。
海外メーカーの車を技術ごと導入したノックダウンの車を組み立てること
にはじまり、自動車後進国であった日本は貪欲に海外のレベルを追った。
そこには海外デザインの流れを汲むものも多く存在するのである。
日本のセダンでもイタリアンデザインを取り入れたのがこの時代のマツダ
車でした。
ノーブルなフェイス、平面のサイドガラスを持つルーチェは当時のランチア
などにもつながるデザインを持っている。
未だに最も美しいと認められるデザインであります。
セダンであるルーチェをベースに表れたルーチェロータリークーペも伝説
の名車の一台となっています。
美しいデザインはセダンにつきる。そう言えばミニバン全盛のこの時代に
もあえて言ってしまう。
美しい車のカタチとはボンネットとトランクを持つカタチに尽きるのである。
ただし、これはオフィシャルな発言である。
その中に登場するクーペは、美しささから派生した女神であるのだが、
これは独り占めにしたいデザインなのである。
Posted by もとお@SEAES at 01:13│Comments(0)
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