2008年09月25日
クラシックライン
ゴルフと言ってもVW(フォルクスワーゲン)のゴルフは古いスタイルほど道具
感があって美しい。
そんなことを言い放ってしまうのも我々はPOPEYE世代でありシリーズⅠか
らその魅力を知ってしまったからなのだ。
ゴルフ以前以後という言葉があるように、初代ゴルフはFFハッチバックの世界
に超えることのできないベンチマークとなった。
ゴルフがなければ以後日本で発売された2ドアハッチなどは生まれ得ない。
今でも新車の同種はゴルフと比較され、よいの悪いのと言われる。
時代を経てもゴルフは同型種のベンチマークと言われ続けているのである。
さて、今回はそんなゴルフのシリーズⅠをベースにつくられたカブリオレ(幌
車)に登場いただいた。
スパイダーと呼ばれる能天気なイタリアンオープンとは違い、ゲルマンの作
ったオープンはカブリオレと呼ばれ、複層の対候性の高い幌を持つ車である。
寒い国で作られるオープンカーとは短い夏に充分に陽を浴びる為に作られる
のだが、これは主に対米輸出された。
もちろん、本家本元のPOPEYEたちに使い倒される為である。
じつは昨日程度のよいクラシックラインの後ろを走っていた。
痛みは見えども上部な幌を持つクラシックラインは婦人の運転で小さなボディ
を軽々と走らせていた。
この景色で予想がつくのである。
旦那は郊外に向けてドライブが好きなタイプであるのだが、オープンにもなる
とはいえこれ一台では日常の用は足りない。
ならば、奥方に「オープンでドライブするお前ってかっこいいだろうな」とちょい
と企みながら褒め、「そうかしら」とその気になってあげる奥方がいる。
「春や秋なんかは子供の迎えにオープンで行けよ」
奥方はちょいと考え、ライバルの奥様の車を考え、この手があったかと心の
中で手を打ち、仕方ないかと消極的な賛成をする。
旦那は車メーカーにつとめるから、小さなセダンに乗り通勤する。
奥方はまんまと残されたクラシックラインに乗るのである。
二人は若き頃、海に思い出がある。二人ともサーフィンかじりをし、夏を海で
過ごした後に結婚した。
遠い仲間にクラシックラインを持つものがいて、ボードを助手席に差して海に
来たことを覚えている。
想像はしやすいのである。
「幌を開けても窓をあげておけば意外と風を巻き込まないんだ」
なるほどの奥方は納得し、どういう髪型が似合うかしらと想像をふくらめた。
そんな奥方が乗っているのである。
じつは、子供を迎えにいった時には「恥ずかしいじゃないか」と息子には言
われたし、郊外のアウトレットに遊びに行った時も幌を閉めるのがわずらわ
しかったことを覚えている。
それでもクラシックラインは幌をそっくり取り替えて今もガレージにある。
これを捨てたら若き日は戻らないのだと考えている二人なのである。
車)に登場いただいた。
スパイダーと呼ばれる能天気なイタリアンオープンとは違い、ゲルマンの作
ったオープンはカブリオレと呼ばれ、複層の対候性の高い幌を持つ車である。
寒い国で作られるオープンカーとは短い夏に充分に陽を浴びる為に作られる
のだが、これは主に対米輸出された。
もちろん、本家本元のPOPEYEたちに使い倒される為である。
じつは昨日程度のよいクラシックラインの後ろを走っていた。
痛みは見えども上部な幌を持つクラシックラインは婦人の運転で小さなボディ
を軽々と走らせていた。
この景色で予想がつくのである。
旦那は郊外に向けてドライブが好きなタイプであるのだが、オープンにもなる
とはいえこれ一台では日常の用は足りない。
ならば、奥方に「オープンでドライブするお前ってかっこいいだろうな」とちょい
と企みながら褒め、「そうかしら」とその気になってあげる奥方がいる。
「春や秋なんかは子供の迎えにオープンで行けよ」
奥方はちょいと考え、ライバルの奥様の車を考え、この手があったかと心の
中で手を打ち、仕方ないかと消極的な賛成をする。
旦那は車メーカーにつとめるから、小さなセダンに乗り通勤する。
奥方はまんまと残されたクラシックラインに乗るのである。
二人は若き頃、海に思い出がある。二人ともサーフィンかじりをし、夏を海で
過ごした後に結婚した。
遠い仲間にクラシックラインを持つものがいて、ボードを助手席に差して海に
来たことを覚えている。
想像はしやすいのである。
「幌を開けても窓をあげておけば意外と風を巻き込まないんだ」
なるほどの奥方は納得し、どういう髪型が似合うかしらと想像をふくらめた。
そんな奥方が乗っているのである。
じつは、子供を迎えにいった時には「恥ずかしいじゃないか」と息子には言
われたし、郊外のアウトレットに遊びに行った時も幌を閉めるのがわずらわ
しかったことを覚えている。
それでもクラシックラインは幌をそっくり取り替えて今もガレージにある。
これを捨てたら若き日は戻らないのだと考えている二人なのである。
Posted by もとお@SEAES at 00:24│Comments(0)
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