2009年11月06日
三分の一の脅威
先日、NHKで放送していた「自動車革命 第1回トヨタ 新時代への苦闘」を見た。
■NHKスペシャル|自動車革命 第1回 トヨタ 新時代への苦闘
http://www.nhk.or.jp/special/onair/091018.html
番組中に出ていたトヨタの一般乗用車の部品点数は約三万点。
電気自動車は約一万点となるという話に釘付けになった。
これほどまでに部品点数が少なくなると故障率も減少するし、
良い事尽くめだろう。
この問題は”ただ故障率が下がる”という楽観視出来る程の内容では無いだろう。
自動車はガソリンを燃やし動力を得て走る。
電気自動車になると内燃機関が無く電気からモーターに直接伝わると、
内燃機関等の部品が必要なくなるのだ。
それらに付随する部品メーカーは、
これから他の事業を模索しないと生き残れないという事だ。
まさに弱肉強食、バトルロイヤルになるに違いない。
またモーター駆動の場合は、プラモデルと同じな訳だから、
ベンチャー企業の自動車産業に参入する事が出来、今以上に戦国時代に突入する事は、
もう考えなくてもわかる事だろう。
■Shelby SuperCars - SSC - Exotic Luxury SuperCars
http://www.shelbysupercars.com/
世界で一番早い電気自動車を作っているSSC社も米国のベンチャー企業という。
世界に眼を向ければ、まだまだ既存の自動車を欲している国もあるだろう。
最新技術、トレンド、地球環境を度外視した戦略が致命傷になる。
自国だけで守られている事に胡坐をかいている時間も無いほど、
実は切羽詰った状況だった事を直視する必要があるのだ。
現実から目を背けてはいけないのだ。
Posted by もとお@SEAES at 20:27│Comments(0)
│SEAESな気持ち