2009年10月20日

相反する力を再利用

相反する力を再利用


日本郵船と新日本石油と共同出展した太陽光パネル搭載の自動車専用船「アウリガ・リーダー」。

2008年12月19日に竣工した同船を利用した太陽光発電の実証実験による中間報告を発表した。


■発電量は陸上の1.4倍――日本郵船と新日石の太陽光エネルギー
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0909/03/news079.html

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0909/03/news079.html


この記事の興味深いところは、
「海上の方が陸上で発電するよりも発電効率が1.4倍も良い」
というところだろう。

1)航海域の太陽高度が高く日差しが強いこと
2)日照時間が長いこと
3)船に受ける風により太陽電池モジュールが冷却され変換効率が上がったこと

とまとめてる。

個人的には、3)の”太陽電池モジュールの冷却”に注目したい。

 



一般の家庭に取り付けられている「太陽光発電」のモジュールも、
冷却したら、今以上の発電効率が得られるんじゃない?

単に涼しいところに設置する事がいいとは思わないけど、
太陽光を浴び高熱化したモジュールをペルチェ冷却方式※等を利用して、
吸熱しモジュール自身を冷却するような工夫は既に実装されているんだろうな。

しかし、色々な技術があるものだ。


ペルティエ効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


この「ペルティエ(ペルチェ)効果」って、
約170年も前にフランスの学者「ジャン=シャルル・ペルティエ」により観測された。
どうなっているんだ。


そこ興味から、もう少し深掘りして”ペルディエ効果”を調べていたら、
米国のベンチャー「ネクストリーム社」を見つけた。


■Nextreme Thermal Solutions - Microscale Thermal and Power Management
http://www.nextremethermal.com/

http://www.nextremethermal.com/


この会社では、パソコンなどの機器が発する熱量を利用して、
電気に変換し、再利用する事が出来る素子を開発したというもの。

日本では2008年に伊藤忠商事が業務提携しているようで、
既に日本国内で発売されている製品にも広く使われているのかもしれない。


■伊藤忠商事株式会社:ニュースリリース>2008年
http://www.itochu.co.jp/main/news/2008/news_080908.html

http://www.itochu.co.jp/main/news/2008/news_080908.html


熱と冷は「相反する力」で発電出来るという事がわかった。

という事は、
海側など風が強いところに設置されている風力発電用のプロペラ面に、
太陽光パネルを取り付けたらダメなんだろうか?

これ、特許申請してみるかな。(笑)




■日本郵船
http://www.nyk.com/

http://www.nyk.com/



■【総合エネルギー企業のENEOS】ENEOS-新日本石油-
http://www.eneos.co.jp/

http://www.eneos.co.jp/




ペルチエ効果
ペルチェ効果
Peltier effect
アウリガ・リーダー
アウリガリーダー
AURIGA LEADER





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Posted by もとお@SEAES at 13:49│Comments(0)SEAES Seeds
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