SEAESの眼(SEAES EYES)

あることをはじまると、その仲間を指して呼び名が生まれます。

ブログを持ち、ブログを書く人を一部では「ブロガー」と呼びますがこれも同じように
ブログを持つ人の間の仲間意識を高める為の呼び名の一つです。

かつて「ブロガー嫌い」という文でも書いていますが、ブログを書くことで他人から
「ブロガー」と呼ばれることに違和感を覚えてしまうのは、ひとくくりにされて呼ばれ
ることにおかしさを覚えるからです。

ブログを持つことで誰かがその人を「ブロガー」と呼ぶのはかまいませんが、ブログ
を持つ人の前にある集団を表すことに奇異感を持っているのです。

たとえばオフでの出会いの場で職業を自分の代名詞にされることはよくあります。
自衛官の○○さん、警官の○○さん、教師をしている○○さん。
こんな紹介され方はよくありますが、ブログを持つことは特別ではない。

ブログは世間そのものですから、ブログを持つ人を「ブロガー」として特別な呼び名
を持たせることに私は違和感があるのです。

ブロガーだから何をするというのでもなく、ブロガーの特権もありません。
人がブログを書き、誰かが読み、影響しうことも学びあうこともしながら、新しいこの
誰でも参加できる文化を楽しんでいる。

ブログは”属”することでもなく、どこまでも個人であり続けて欲しいと思います。

ブロガーである前に人であること、統計やマスメディアが呼ぶ以外はそれをグルー
プ化して呼ぶ必要はないと思うのです。