2008年11月26日
ソアラでデート
最近事務所のあるビルの駐車場にソアラが停まっている。
比較的年配者が多いこのビルの店子各位とも、これが気になり覗き込んだり、
気にしたりと、古いこの車が気になるのは、ある時代の「デートカー」として一世
風靡した思い出の車だからなのです。
デートカーとは何か、もちろん淑女をエスコートする為にお迎えに行く車であり、
二人だけの空間を作るスタイリッシュな車である。
まちがっても3人以上乗ることはなく、かつちょっとムリをして男たちが購入する
車であり、それはその時代の男の努力点とされたものである。
ゆえにデートカーであるソアラは売れ、買えない買わない男たちは少なからず
嫉妬した。持つもののナンパなことを気持ち”硬派”な男たちは語りつつも、この
車に一目を置いたのである。
トランクを持つこのノッチバッククーペはいかにも美しい。
2×2(ツーバイツー)と呼ばれる車は後席は申し訳程度という車を言うのだが
ソアラは申し訳シートを持つが、決してそこには人は乗せないのである。
長いノーズとボンネットを持ち、二人の為だけのショートデッキは他に類は見る
のだが美しさという点ではどれもソアラには遠く及ばず、またセールされず、デ
ートカーという新しいジャンルを一台で確立していたのである。
今も美しいそのデザインに、中高年男性は惹かれる。
よい状態の車を手に入れてもう一度乗ってみたいとも思う。
それがソアラというブランドである。
次代になると、ソアラは「マチョ」化していかにもアメリカンになってしまった。
この時代のソアラは、しっかりとした「デート」目的で購入された使用方確定的
な動機は不純なのよカーなのでありました。
Posted by もとお@SEAES at 00:21│Comments(0)
│クルマっちゃうな