2008年11月07日

お客側からのネーミング

お客側からのネーミング

常からブログを書く、商品を作る、PRするという仕事をしている中で大切なこと
は「丁寧」であるとお伝えしています。

この丁寧とは、お客さまあってのこと、これはブログでも同じですから、初見で
呼んでいただいた方にも分かりやすいように書こうとつとめております。

さて、今朝の話は「お客様側に立つ」心です。

先日ブログ「ぶん屋のお針箱」で紹介された商品を見て、「うれしい」と感じた
のはお客様側に立ったネーミングがされていたからでした。

とかく商品をつくる側には「よいものを作った」という思いから商品を押し付けて
しまうことが多くあります。

商業の常ですから、「うまいよ、やすいよ、早いよ」などというのはかまいませ
んが、これは売り手側の心であります。

そこでもうひと工夫するところが、お客様側に立つという心です。

日まわり品と言いまして生鮮野菜に肉、魚などは必需品ですから置いておき
まして、その他の欲しいものは嗜好品、贅沢品など、必ず必要とされるもので
はありません。

これを選ぶ時には「訴求」する何かがなくてはいけません。

そこに「しあわせ袋」という名前を持つ商品が出てまいります。

袋、でありまして特別に必需品ではありませんが、良いなと思った後に「しあ
わせ」という誰もが欲しいものがついてまいります。

これを買うとしあわせを包んで持ち帰ることができます。

お客側からのネーミング

先日出会いました餅職人さん「つちや餅店」の二代目が新しい餅をこしらえた。

従来から作っていた大福餅なんですが、大と福、というわけで縁起がよいと
考えましてお客さま側に立って考えてみた。

そこで大福を「福つき餅」というネーミングにして発売されました。

これをいただくと、福と、ツキがついてくるという洒落ではありますが、買う側
に立ってみますと同じ値段で福とツキがつくならばうれしくなってしまう。
たくさん売れるといいなと応援しております。

商人にはお客側に立って考えることが大切というお話でした。



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この記事へのコメント
トラックバックありがとうございます。

しあわせ袋、昔から親しまれてきたものだそうです。そのままの呼び名で通じます。
大きさも、合わせる布で自在、小さなはぎれを集めて、長方形の布をこしらえてから4枚合わせれば、どんな小さい布でも無駄にすることもありません。
昔の人の知恵には、学ぶことのみ多かりき、です。

福つき餅と合わせてのご紹介、おめでたそうでありがたいです。
Posted by ぶん屋あき at 2008年11月07日 15:00
あき姐さん、こんにちは
昔のものだからこそ、こうして紹介され継いでいか
れることがすばらしいですね。
仲間の中にすばらしいネーミングが増えてうれしく
思っています。 幸せや福って誰にもうれしいですね。
Posted by シイズな二人シイズな二人 at 2008年11月07日 15:22
もともと大福は大きくて腹持ちがいいことから腹太餅と言われてたらしいです。

腹持ちのいい福をたくさん作って、みんなで福を分かち合いましょう。
Posted by つちや餅店つちや餅店 at 2008年11月07日 15:41
つちや餅店さん、腹もちのいい、これはこの季節
にいいですね、甘い幸せをひろげてください。
Posted by イチローイチロー at 2008年11月10日 11:51
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