SEAESの眼(SEAES EYES)

広い葉は広葉樹、細い葉なら針葉樹、そろそろ里にも降りてきた秋が始まって
います。

大きな木の下に広がる針葉樹にハラリハラリと落ちてくるのは真っ赤な葉たち
森は広葉樹が葉を落としてしまうと、しばし針葉樹の支配がはじまるのです。

世の中には右だ左だと争いあうことも多くありますが、冬も変わらぬ針葉樹が
あれば、冬は裸の枝を晒す広葉樹もあり、その葉は根元に積もって冬の暖を
分け隔てなく与えるのです。

広葉樹の葉は夏がすぎれば水を吸うのをやめて色づきながら乾いていきます。
足元に落ちても乾き続けてやがては風に吹かれてカラカラと飛んでいくのです。

我々は冬も緑の針葉樹でしょうか、それとも色づいて散る広葉樹でしょうか。
広く森の足元を暖めることもしたいとも思います。
真っ直ぐに伸びて柱になって、人の住みやすい環境にもなりたいとも思います。

クヌギのようにたくさんの虫を集めてもみたいですし、ドングリをコロコロと落とす
豊かな木にもなってみたい。
暖かくて長持ちする薪のように人を心まで温めてもみたいのです。

SEAESは心ある事業に貢献したいと思います。
今は小さくても葉を伸ばし、枝を育て、やがて人が期待するような大木になって
夏には大きな木陰を、秋にはおいしい実を生らせ、冬の前にどっさりと葉を落と
して企業の根元を暖めます。

春にはまた新しい葉を育てて枝を太くしてゆくのです。

私たちが書いてゆくことは、一例に過ぎません、方法論や一般論でなく、共に
汗を流して試しながら前へ進んで行こうと思うのです。

私たちは共に育つパートナーを求めています。
今の厳しい環境の世の中で根を育てて強く立つ成長する大木になろうと思う
みなさんと一緒に働きたいと思います。

これからにも増して出会いが増えることを期待しています。