2008年10月05日
プアマンにあらず
相棒が旧型について書いたから、続いては時期型を書いてみたくなった。
トヨタのMR-2であります。
日本車の常として模倣と呼ばれることがありますが、実現し発売しファン
を作ればそれはまた文化となる。
トヨタのミッドシップカーへの挑戦が、多くの人にそのレイアウトを体験させ
ることができたのは確かです。
MR-2はその構造もデザインもミニフェラーリを意識されていただろうと思い
ますが、トヨタはそれを否定するだろうと思います。
このレイアウトで作る究極がフェラーリならば、低価格で広く普及させたの
はトヨタであります。
ここは企業としてニーズがある限り狙えるところかと思います。
クローズドボディからタルガトップにする手法、ミッドシップエンジンに空気
を導くエアインテークをサイドに設ける手法も、この種の車には当然である
なら、これはフェラーリではなくトヨタ独自のMR-2という作品なのです。
プアマンズ○○と言われずとも、MR-2という日本車のミッドシップの歴史
を作った車を私たちは体験している。
今はスポーツカー不人気の次代ですが、この技術体験がまた将来に生か
すのがメーカーであり、私たちはその体験を語り継いでゆくのです。
ミッドシップエンジンを背中に感じて、タルガトップを外したオープンエアで
2シーターを楽しむ味はイタリアンに独占されるものではないのです。
美しい車は日本車にも随分存在する。
それを今改めて認識するのです。
Posted by もとお@SEAES at 15:00│Comments(0)
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