2008年09月25日
絞りと膨らみ
車は早く走る為のデザインをすればどの車もウェッジを基本とする。
空気に挿す楔(くさび)は最大の抵抗である空気を整流して進むカタチ
である。全て効率であり安定であり、前のめりである。
上から見れば一目瞭然なのは魚を見るとよい、ドライバーを納めるボデ
ィの居住性を確保すれば前後幅は先端に行くほど絞る。
この車も前半を絞るのです。
ゆえに、膨らんだフェンダーとの納まりはこうなる。
初めてみた処理の方法に、さすがとも思い、ここまでとも思いながらどう
にも気になる。
納めすぎてしまえば多くのデザインは目にとまらず、これほどまでに特異
にすれば大いに気になる。
魅力とは案外尖ったところにある。尖ったところが魅力にもなるのである。
さて、この車は独製の新型である。
チョップトルーフを採用し、この車以前、以後といわれるほどのデザイン
革命をおこした車である。
この車、乗せてもらえるのだそうだ。
最新の美しい車に乗ること、この興奮は現代世界を知ることと同義である。
Posted by もとお@SEAES at 17:33│Comments(0)
│クルマっちゃうな