2008年08月27日
軽のアルファ
イマドキの合成皮革をアルカンターラというのだが、この車を評して自動車
評論家の小沢コージさんは「軽のアルファ」と言う。
じつはこの車に乗った女性が、車を停め、店で買い物をし、後席に買った
ものを放りこみ、走り去ったのを見ていたことがある。
小柄ながら美しく仕事ができそうな女性が、気負うことなくこんな小さなスペ
シャルティに乗るのは美しい。
実際にアルファに乗るより、ふさわしいと言ったら叱られるだろうか
似合う車というものは個々にあり、その人にとって派手すぎず、無理である
とも思われず、燃費なんてところに観点を置かず、美しいバランスがとれて
いる時に美しいと思った。
なぜかドアを開け放しにしてしばし路上に立つ姿はその内装のすばらしき
仕上がりまでを見せ、「乗り込みたい」と思わせ、この車談義をしながら走
らせるつかの間の夢を見せてくれたのである。
女性とレザーは男とレザーよりなじむ。
カラーレザー(じつはアルカンターラというのがいい)と小柄な女性、そして
一人でドライブする為の車ならば、こういうのがいい。
「乗っていきますか」と誘われてしばし珍しい車に乗せていただくのは男と
しても悪くない気分なのだから。
小さな車の小さな緊張が振動する。
汚せないようなレッド、そして小さなシェルのような外殻に包まれて走れば
もう、向こうのなすがままである。
小さな車、軽のアルファとはスバルR1である。
こういうパッケージングを無視するところに、アルファうんぬんはあるのです。
Posted by もとお@SEAES at 10:39│Comments(0)
│シイズルズル