SEAESの眼(SEAES EYES)

そこへ一人の男がやってまいります。

頭を深くさげましてニ礼、二拍手、一礼をいたしまして「え～お稲荷さま、手前
商売をはじめますが、なにとぞ成功をお願いいたます」
なんて願いまして立ち去ろうとする。

「ココン」、どこからか咳ばらいがしまして気づきましてお賽銭をポイッと投げる。
賽銭箱に落ちましたお金がまた「ココン」と音を立てました。

「なんだかお狐さまがしゃべっているようで縁起がいいね」、なんて思いまして
ならば、いろいろ聞いてみようじゃないかと思いたちました。

「え～、商売ですが太くなりますか、細くなりますか」と聞きましてちょいと上を
見ますと、お狐さまですから尾が太い。

「ありがとうござい、太くなるということで承ります」

「え～、商売の心得でしてはいけないことを教えてください」、またちょいと上を
見ますと、お狐さまが口を尖らせている。

「ありがとうござい、不平顔をして口を尖らすなでございますね」

「え～、よい客はうれしいのですが、嫌な客もきますか」

「コン」、「ありがてぇ、よい客ばかりでございますね」

「え～私どもですが、どのくらいの規模にまでなりますかね」

「ココン」、「ひえぇ、、ありがてぇ、古今東西に類のないほどになるんですか」

「ありがとうございます、ありがとうございます」、男は何度も頭を下げ、ありった
けの賽銭を入れまして喜んで帰っていきました。

信じるものは救われるでございまして、この男、お稲荷さんのお告げがあります
から寝る間も惜しみまして働きます。

難しい問題にぶつかりますと、友が助けてくれる、ＩＴ対策をすればSEAESの
もとおが来る、商いを広めようと相談すると、イチローが。。。。役に立ちますか
どうか、そうこうするうちに財を成しまして、古今東西にない福を得たという。

目出度き商売の神、お稲荷さんのお狐さまのお話でありました。

めでたしめでたし、SEAESに仕事が来ればなお、めでたし。