SEAESの眼(SEAES EYES)

大黒さんが小槌を振り、瓢箪印のぶん屋に末広の寿司屋、服（福）屋が加わりま
してSEAESな二人は布袋腹だという。招き猫までおりまして縁起がいい。

ここでザクザクとお宝が入りますように「ざくざく会（ザクザク会）」にしようと大黒屋
さんが決めまして会が出来上がりました。

今月の会は天竜で屋形船などと洒落込みまして楽しく過ごそうと思いましたとこ
ろが、その朝、８月２０日に祝い事がありました。



ぶん屋の姐（ねえ）さん、あきさんがブログを立ち上げまして”ぶん屋のお針箱”と
いう名でデビューであります。

おなじみの浜松山下町の町屋であります、ぶん屋の奥座敷に集まりましてい
つも鍋だのお好み焼きだのの会を楽しんでおりますと、平日のことでありまして、
仕事を持ちます姐さんが帰ってくる。

「おかえり」　「おかえり」　「おかえりなさい」　「おう　早くてよかったな」なんて声
がかかりますのは、全員あき姐さんがおりませんと座りが悪い。

ぶん屋さんの横、斜め後ろに座りまして「おうっあれ出せ」と阿吽の呼吸の女房
がおりませんとぶん屋さん自身が元気がありません。

憎らしいのがぶん屋さんでありまして、おりに触れまして「いい女房だね」なんて
褒めますと「うらやましいだろ」と言う。

まあ、今のご時世に旦那の斜め後ろに控えながら、歳上のものばかりの会の誰
からも姐さんとして慕われるなんて人はおりません。

５０歳にもなりますが、兄貴分の奥さんなら、姐さんだなんて呼びはじめましたが
姐さん姐さんと言いますうちに、本当の姐さんのように思えてきております。

いかついぶん屋に、小柄なあき姐さん、休みの日にはぶん屋の二階にくけ台を
出してはチクチクと店の袋物や小物をこしらえております。

店は女将さんが守りまして旦那はパアパアと外商に出かけるなんてのも今後の
ぶん屋で見られますように、微力ながら我々もお手伝いをしたい。

姐さん姐さんから、女将さん！なんて呼べたらいいななんて思っております。

デッカイ手から蜻蛉玉を渡されるのもいやじゃあありませんが、女将さんからこ
れはどうだい、なんてみつくろってもらったものを受け取る。

そんな日を夢見ております。

今の女でも、昔の心を持つ女、古風な商売でございますが、浜松に、東海に、
日本に２つとない新しい小間物屋の女将としてご活躍を願いたいと思います。

ひとつブログ共々店を繁盛させていただきまして、身内になってしまいますと
姐さんと呼ぶのが板についております。

ひとつ姐さんががんばりますれば、お客さまから女将さんなんて呼んでやって
くださいまし。

ざくざく会のSEAESから、あき姐さんのブログ、おすすめさせていただきます。