SEAESの眼(SEAES EYES)

写真はトライアングルから拝借

仕事の打ち合わせと成果を語りながらの”一杯”を終え、それではリラックス
タイムをと出かけたのが浜松板屋町のBARトライアングル。

入り口を通り奥のカウンター席に着けば、闇に酒瓶の光だけの世界となる。
さて大人の時間の始まりです。

BARに似つかわしくないのは高声で話すこと、少しあがり気味のテンション
を下げてくれるのが口を洗う一杯の水であります。

何回かに渡りりトライアングルを書きたくなったのは、店の雰囲気でもなく
酒の愉しみにも増して、いただいたグラス一杯の水にあるのです。

一杯の水ではじまる酒の愉しみは、まずはグラスにはじまります。

ピンッと張り詰めたような薄いグラスをご存知でしょうか、BARはグラスを
持つ手元から広がる世界です。

そこに美しい氷を立てた薄い縁のグラスがある。

全ての美酒に優先するのはグラスと氷、そして水である。

酒の愉しみはキュッと磨かれたグラスの美しさ、そこに命を満たす水に
浮かぶ氷、酒の愉しみの前に過去をリセットする水を含む。

薄いピンなグラスを持てば人はおのずから紳士淑女となり、今からはじ
まる世界への装いを終えるのである。

さて、三種類のオリジナルをいただく準備ができました。

コトリと静かにグラスを置いて酒の愉しみをはじめましょう。