2008年07月24日

エコカーは高性能車

エコカーは高性能車

「なるべく乗らないようにしますね」

テレビの番組で海に遊びにきた家族やカップルに電車vs車利用のインタビュー
をしていた。

電車利用が多いのは湘南海岸だからで、海?=電車or車=電車となる公式
はインタビュー前からあきらかなのです。

さて一方、こちらは働く家族の人数分だけ車が必要とされる地方である。
二台はあたりまえ、三台、四台と大人が多ければ車は増える、そして出勤に
使っているから車利用しないと言えば、週末くらいしか考えられないのである。

トヨタが戦略する「エコ替え」はこの世情に訴えるもので、それでも車を売らなけ
ればならない。要は乗るなら低燃費というエコカーへのチェンジを新しい”売り”
としているのです。

小さく、軽いのが燃費をかせぐセオリーであるから軽自動車の販売は特需景気
となってエコ替えの対象とされているのです。

ムッとする陽気の中ではもはやエアコンをとめて燃費をかせぐことも無理な初め
ての夏がやってきた。
ならば、少しでもアクセルを開かず惰性で走るということにつとめる。

暑さ、燃費の二つのイライラでドライバーは車に乗ること自体がストレスとなって
きてしまっているのです。

エコカーの開発が進む中で、旧型費をして燃費を稼ぐ車が次々と発表され、街
を行く、本来は快適なはずの大型車は肩身の狭い思いをする。
時代にそぐわないのは、”クレバー”なスタイルではないと思ったりもしてしまう
のです。

車は移動の手段であるだけでなく、その人の趣味を表すもっとも大きなスタイル
表現でもある。

小さくなっても、目的のエコを達成すれば、次はスタイルが求められる。
小さくともその空間を利用するならば、スタイルは保ちたいと思うのである。

大きく、マルチに使えて大家族を移動でき、遊びスタイルを創造できるような車
はエコ替えされる対象となる。

ならば、小さく、特定の使い方で最小人数を満たし、遊びスタイルも感じさせる
車がこれからの車となる。

コミューターと呼ばれる1リッターから1.5リッターあたりの車がもてはやされる
のもこれであります。

古くからあった車出世魚の選択、最初は小さく、社会の信用を得るたびに車を
大きくしてゆくという図式はもう今はない。

あらゆる車の発達する時代を経てきた世代はもう40台をこえつつある。
いつかはと大型車を目指してきた世代は、これからはダウンサイジングを求める
時代となる。

小さな小さな高級車が欲しい、販売価格よりも維持経費が小さく、燃費を満足
させて、時代の選択にのった車にスマートに乗りたいと思うのです。

いまや車はステイタスの前に時代要請にあわせた心の安定感をも売らなくては
ならない。

「ついにこんなにすばらしい高性能の大型車を手にいれましたね」は古くなった。

「ついに時代にあった小さな高級車を手にいれましたね」こんなことがディーラー
の営業マンから聞くことになる。

暑いイライラした空気を読めば、財布にやさしく毎日使い続けることができる車
の選択がこの時代のスマートさを演出してくれる。

今や高性能は馬力の大きさやスピードにあらず、小燃費で心涼しげに街を走り
ぬけられることが高性能の意味となる。

「燃費がすばらしく良いという高性能の車に替えたんだ」が時代を読んだ選択と
なるのである。

しかし暑い、窓下の交差点では車が列をなす。

エアコンは切れず、走りつづけるならば、新しい高性能車に”エコ替え”を検討
しなくてはいけないのであります。


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