2008年11月22日
ミゼットと三丁目の夕日
昨晩テレビで放映された映画ALWAYS三丁目の夕日を一緒に見ていたのは父と母、
ちょうど僕が生まれた頃の東京の話に、二人は興味深く見入っていた。
車好きは父からの遺伝、父は「ミゼットだ」、「クラウンだ」と車を見ては注釈を入れ、
母は隣り近所とのふれあいを懐かしいと言う。
三浦友和さんが乗るスクーターは確かに父も乗っていて、子供の頃の写真に写され
ていたけれど、父の実家には商売用のトラックしかなく、こんなのに乗りたかったもの
だと懐かしく話すのです。
浜松生まれ浜松育ちの父は、今の県の合同庁舎あたりにあった店で青春期を過ごし
ました。その家にはスクーターがあり、子供頃よく乗せてもらったことを覚えています。
今のクリエート浜松あたりにあった遠鉄浜松駅の向こう側に新川という川があり(今
は蓋をして暗渠)、そこで叔父たちに遊んでもらったり、電車に乗って出かけたことを
覚えています。
「ミゼットもあったんだぞ」と父は言いますがさすがに幼すぎて覚えていない。
小学校に入り、叔父が買ったカローラが初めての乗用車であったと思います。
それでも幼い頃から、浜松駅に続く往還に立ち、通りすぎてゆく車を眺めていた。
並びにあった毛糸屋さんのマスミさんが宝くじを売り出したことも覚えています。
わずか40数年前の出来事が遠い昔のように思えた映画を、眠い眠いといいながら
最後まで見ていたのでした。
Posted by もとお@SEAES at 11:00│Comments(0)
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