2008年10月24日
今夜だけきっと
どうしようにも、心が加速する夜が誰にでもあります。
心はいつも安定を求めているのに、なにかの拍子にスイッチが入って暴走
するような心は、加速度をあげてゆく。
秋の長い夜は、どこかにそのスイッチをむきだしにしてしまうものなのです。
遠いところに住む共、家族の一人、もう会えないかもしれない友などを思い
出した拍子に声までが聞こえてくる。
遠い遠い昔、きっとそんな心になった時に、ラジオから流れてきた曲が加速
のスイッチを入れてしまったのです。
長い秋の夜が明ければまたきっと何事もない明るい朝の中にいるのに、車
の加速に合わせて流れてきた曲のワンフレーズがいつまでも忘れられない。
いつの間にか悲しい恋のストーリーのヒロインになって、いもしない目的地
に待つ人へ向かっているように加速してゆく。
遠い遠い記憶の昔の人たちがそこに待っているように思うのです。
ねえ、そんなスイッチに触ってしまったことってありませんか？
心のせつなさを加速するスイッチは、どこに隠れているのかわかりません。
もしかしたら、ラジオからかも、このブログからかもしれません。
今夜はスターダスト・レビューが歌う加速スイッチを一緒に聴いてみましょ
う。 「今夜だけきっと」
Posted by もとお@SEAES at 22:20│Comments(0)
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