2008年08月12日
Paseo 早すぎたPDA
ちょっと昔の事を考えていたら、色々と思い出してきて、
ちょっと面白がって調べて見た。
実は、私が以前勤めていた会社ではMagicCapというPDAを使ったNTTのサービス、
「Paseo」の実験をサポートする仕事をしていたのだ。
まだ1992,3年頃。
まだ回線なんかも普通に電話回線を用いて接続するもの。
いわゆる、ナローバンド回線。
もう遅いなんてもんじゃないのだ。
でも、ここで一つだけわかったことがあります。
「使いたいと思う気持ちがあれば、回線速度とかテクノロジーとかを凌駕する」
本当に良い勉強をさせて貰った。
実はこの端末を私の友人10名くらいに持って貰って、色々と使い方について調べることはもちろん。
地元の看護師さん達に日報を送信するという取組や、
女子高生10数名にも持って貰って使い方などの動向調査を行った。
今ではすっかり無くなってしまったけど、
ポケベル全盛の時代に、この端末を女子高生に使って貰うという無謀な企画も、
私の友人がたまたま浜松市内某女子校に講師として勤めていた事がきっかけとなり、
実現したモノだった。
まだテレホーダイとか無い時代に、一番使わせてしまっては行けない世代に与えるのだから、
もの凄いクレームが親御さんから入った事は言うまでも無い。
しかし、そこで得られた情報も沢山ある。
前述したように、端末やそれを支えるテクノロジーでは無く、
「便利」とか「面白い」、「使いたい」という気持ちが先にくると、
とにかくドンドン気持ちが前に来る事がある。
「習うより慣れろ」という事なんですね。
MagicCap自体がデスクトップをイメージしたとてもわかり安いUIを売り物にしていた事もあるんですが、
OS自体は日本語にローカライズされている訳でも無いんですよ。
これは若い女子高生だからという訳でなく、看護師さんや私も友人なんかにも言えた、
面白ければ使うんですよ、人はね。
そういう意味では、
とても意義のある実験に私は携わることが出来たのだと最近では思います。
その当時、女子高生だった子達も、
もしかしたら、hamazoでブログをやっているかもしれませんね。
このエントリーを見たら御連絡下さい。
あの時、パソコン講師をしていたY先生は静岡にいます。
私は地元浜松に戻り、新しい試みにチャレンジしている最中です。
また何か一緒に出来ればと思ってます。
以上、
もとお@PC調教師でした。
・magic cap
・Magic Cap Device Gallery
Posted by もとお@SEAES at 11:09│Comments(0)
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