SEAESの眼(SEAES EYES)

赤塚不二男さんが亡くなった。

しばらく前のテレビで偶然に赤塚さんの軌跡を放送していた。

その中で彼は新しく生んだキャラクターのセリフの語尾”でにキャラクターに
命を吹き込んでいたことを知った。

懐かしい昭和フツーの町が赤塚漫画の舞台となる。

そこに登場する人は私たちが思い出す友達にも似ていた。

以下は思い出す赤塚語尾でいくのだ。

「レレレノレー　お出かけですかー」

「親父が亡くなったのだ　みんな一緒にお葬式にいくのだ」

「シェー　そうざんすか！」

「ホエホエ」　「早くいくんダジョー！」

「おまわりさんもいくのか」　「葬儀にいかないものはタイホする！！」

「もう一度親父に会いたいのココロ」

「行くニャロメ！」　「ケケケッ　オデンをもっていくんだい」

「行くんダヨ～ン」　「いくベシ！」

揃いもそろった主役より強いサブキャラがたちが団地の外れまで行く。

「六つ子とアッコちゃんがまだなのだ」

すると、用もないのに納豆売りが

「ハ～アァァ　　　モクトゥ～・・・・」

　（はーやく来い　アーッコチャン）

やすらかに眠るべし　これでいーのだ。

赤塚不二夫さんのキャラ語尾は私たちの言葉尻にいつまでも残ります。
ご冥福をお祈りいたします。