2008年08月02日
もうひとつのブーケ

おぼろげに計画した販売戦略を持って商品写真を撮る。
写真の現場ではさまざまな角度で撮ってみるから、撮った写真をデジタル
拡大しながら見つめるうちに広め方のヒントが沸いてくる。
この時間が最も楽しい時間です。
美しい形として撮る写真には撮っている時には想像しなかったものが写り
こんでいる。
カメラとは後で想像をさせてくれるディティールを撮るもので、それに気づけ
ば次回の撮影時のヒントとなる。
テーマは販売方法にあり、訴求する方法が見えてくればその後が本当の
商品写真になるのです。
ときに、これはブーケである。
花嫁が持つものをブーケというのだが、見つめるうちに花嫁が持つもので
あると限定していることに矛盾を覚えた。
ブーケはトスされることが多いのだが、トスされても記念のブーケを残せる
よう二つ用意されることも多いのだという。
ブーケは誓いの日の記念にされるならば、これは結婚式に限らずともよい
ことになる。
男女の記念の日は結婚式だけではない、むしろその後の長い暮らしの中
の節目に確認してゆく誓いもある。
無論ブーケという本来の使い方でないのなら、そういう名前を使う、もしくは
新しい提案としてもよいのだ。
麻の素材のブーケは次第に色を濃く熟させてゆくならば、他にも使う提案が
できそうだ。
ブーケが結婚を表すならば、夫婦には第二の節も第三の節もあり、その本
質は誓いや信頼という結婚と違いは何もなく、むしろ重要になるはずだ。
ブーケはロマンチックな響きを持つ、ならば本来ロマンチック好きな男性諸
君への提案品にもなるのではと考える。
このブーケ、本来男が持つものではない、と決めてはいけない。
持たせれば、選ばせれば男たちはすばらしいシチュエーションを用意する
想像力もあると信じたい。
男たちよブーケを持ち、さてどんなシーンを作ることが出来るか想像を始
めてみよう。
この商品はまだとても珍しい。
珍しいことは贈る価値でもある。 充分に想像をたくましくできるのだ。
Posted by もとお@SEAES at 23:36│Comments(0)
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