2008年07月18日
茶の木、茶の山
金谷の山と背中合わせの掛川の奥に茶文字で有名な粟ケ岳があります。
宿場で有名な日坂宿からわずかに山を登れば深蒸し茶で有名な掛川東
山の茶園に到着します。
代々山を開き、土をつくり家族が力を合わせて育てつづけるお茶の木は
深蒸しができる葉厚を持つ健康なお茶を生産しています。
ご縁がありましてSEAESはこの地域でお茶を学び、お茶を産する人々の
心を集め、情報発信する計画を進めております。
わずか上っただけなのに、東山へ行くと遠い高原に来たような空気の爽や
かさを感じます。
お茶の作業は農家単独で行うわけではありません。
刈り取りから積み出しまで効率よく作業をすすめる為に、茶畑の道はきれい
に下草が刈られ、車の走りやすいように気を配られています。
茶畑が美しいだけでなく農道全てがくっきりと美しく見えるのはお茶農家の
みなさんの心そのものなのです。
南アルプスの南限と言われる粟ケ岳には雲がかかり、あるいは霧がたち
こめることもよい茶を生む土地なのだと言われています。
代々変わることなく、黙々とよい茶づくりに励んできた皆さんにはゆるぎが
ありません。
その同じ茶畑に立ち、その心を伝えることは私たちにとっても挑戦です。
二番茶摘みが終わった今、茶畑もお茶を守る人たちもつかの間の休息を
とっています。
そして夏も下草と戦い、土づくりをしてまた来年の収穫までお茶と共に暮
らしてゆくのです。
SEAESもお茶文化を伝えるシーズとして心おなじく育てさせていただき
ます。
Posted by もとお@SEAES at 07:10│Comments(0)
│深蒸し茶の東山茶業組合