木曽とウィリーとリーチ

もとお@SEAES

2008年11月13日 20:08



2004-2005シーズンはトップリーグ2年目、開幕以来4勝1負けで進むヤマハは
第7節ワールド戦を控え、ヤマハ大久保グラウンドで厳しい練習を行っていました。

当時は試合の二日前にスタメン、リザーブ選手にトップジャージを渡す、通称「ゼッ
コーチョー」を見ることができました。(現在はプレスデイの場合あり)

ヤマハの8番、NO.8と言えば木曽一選手、ヤマハの大巨人にしてラインアウトの
名手、自ら持ち込む力強く美しいトライにも定評があるまだ若手の選手でした。
後にキャプテンになる木曽選手。

久保キャプテンを助けるフォワードの牽引力として働き、久保選手がキャプテンを
降りる時には後任は木曽選手だと誰もが分かったのは気合が違ったからでした。


この年に名手レオン・マクドナルド選手と共に入団したのがネイサン・ウィリアムス
選手でした。当初レオン選手ほど期待されず、むしろレオン選手の控えとも思われ
ていましたが、この年からネイサン選手の活躍はヤマハの大きな力にもなりました。

茶目っけがあって、ある日髭を生やしていくと、「似合うよ」なんてファンのことも気に
してくれる選手でした。

ネイサン選手にこの日ジャージを渡したのは、現在ジャパンのコーチをつとめるアダ
ム・リーチさんでした。
この年のヘッドコーチ、グラント・バティさんはコーチを家族的に使い、こうして気合
を込めてジャージを渡すチャンスも他のコーチに与える人でした。

強いヤマハはこの二日後、花園ラグビー場でワールドファイティングブルと戦います。

ヤマハを応援する心はイチロー的こころにも書いております。
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