スクラム職人たち
ラグビーと言えばスクラム、誰もが知っている言葉ながらスクラムには深い深い
テクニックがあります。
ラグビー観戦を始めてすると、まずはトライをあげるバックスの選手に目がいき、
選手の名前を覚えます。ここからラグビーの楽しさを知ることとなりますが、不思
議なことに、ラグビーを知ればしるほど好きな選手の背番号が若くなると言われ
ています。
2004.9.18 ジャパンラグビートップリーグ二年目の開幕戦はヤマハvsサントリー
の好カードが東京秩父宮ラグビー場で開催されました。
スクラムはまず一番~3番までの選手が第一列として組んでいきます。
当時は三番(手前)プロップが新人の山村亮選手、中央が2番フッカー中林正一
選手、向こうが一番プロップの中越将通選手で組まれていました。
スクラムはどちらかのチームにファウルがあった場合の試合再開方法として行
われます(他にキックなどもある)。
第一列三人ががっちり組んだ間に第二列にロックが二人(写真では見えませ
ん)、その両側にフランカーが二人、最後尾にスクラムをコントロールするNO.8
(ナンバーエイト)がおり、合計8人が一体となって相手を押すのです。
ヤマハのスクラムの見所は、3番山村亮選手の右腕、中学時代は相撲をとって
いた山村選手は大相撲からのスカウトもあったほどの逸材でしたが、恩師から
ラグビー転向をすすめられてラグビーを極めることになったと聞いています。
ファンの間ではこの右手を相撲の立会いの姿と見ることがあります。
強い強い第一列のプロップ(幹という意味)が相手を睨みつけて立ち会う。
こんな姿を見ているうちに、スクラムの面白さにはまることになるのです。
ガツン!という衝撃音がスタジアムに響くと、おおっとどよめきが起こり、ぐいぐ
いとスクラムを押してゆくヤマハのフォワードの強さを見ることができるのです。
試合をご覧になることがありましたら、スクラムに注目ください。
ヤマハを応援する心は
イチロー的こころと共に書いています。
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