リザーブの誇り
2004.9.18 トップリーグ二年目の緒戦、東京秩父宮でサントリーと激突した
ヤマハラグビー部の22人の選手は頂点を目指す戦いの中にいました。
ラグビーはピッチ上にスタメン15人が戦いますが、他にリザーブと呼ばれる
7人の選手がベンチに控えています。
それぞれ専門のポジションを持ち、いざスタメンの同ポジションが傷んだり、
疲れを見せたら、すぐに最強の力で出場し相手を圧倒するのです。
選手が走って入場しピッチに向かうと、リザーブの選手はベンチに歩きます。
この日、カメラの前を通過していったのは、最速男の西村弥選手の控えとし
て選ばれた永本宗秀(よしひで)選手と、プロップの高木重保選手でした。
前年までの一番三番のプロップを先輩の中越将通選手とつとめた高木選手
がこの年は控えとなって二人をバックアップしていました。
もう一人が控えのフランカー、本間俊治選手でした。
大柄な選手が揃うフォワード陣の中でひときわ小柄ながら、ボールある所
にフランカーありと言われるポジションをつとめ、ひとたび密集ができてボー
ルと陣の奪い合いになれば、頭からぶつかる姿は「刺さる」と言われていま
した。
我々を出せとアピールするこの日のリザーブ選手たちは試合が進むと同時
に強い心でアップをはじめました。
後半、高木選手は中越選手に増した力として相手を押し、本間選手はヤマ
ハの強い槍として相手密集に突っ込んでいったのでした。
ヤマハを応援する心は
イチロー的こころと共に書いています。
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