息をあわせて
9月13日、14日に開催され、終日満場の大成功を収めた浜名湖フォークジャン
ボリーの余韻がそろそろ納まった頃、一人の出演者さんから丁寧なメールをい
ただいきました。
オータムパパさんは初日に出演したソロで、過去記事の「
ギターマン」で紹介
させていただいた方でした。
ご自身のページで写真を使いたいといううれしいお便りに、もちろんとお答え
したのです。
今回のフォークジャンボリーに協力させていただいたカメラ担当は多く、公式
と紹介されるほどのものもないのですが、写真とはカメラのものではなく、その
日に活躍された多くの出演者のもの。
私たちは、その瞬間を納める担当して配され、写真を
事務局に提出するのが
担当する役割です。
演奏がはじまると私たちはどの位置で撮るとこの方が美しいかと考えます。
一曲目のワンコーラスを聴きながら、どんな表情で歌い、どんな風に口を開き、
この方がどう撮られたいかを考えます。
そして自分ならこれだという瞬間をとらえておいて2コーラス目を待ち、その瞬
間にシャッターを切ります。
目がねが光ったり、ギターの表面や弦が輝いたりと歌の間に起こる素敵なこ
とをとらえようとしています。
本当は事前にたくさん話をして、人柄だったり、意気込みだったり、好きな演
奏姿を聞いたりすればもっともっと気に入っていただく写真が撮れるように思い
ますが、光と同じで演奏の瞬間はとても一瞬のことなのです。
かつて自分もギターを持ちステージにいた若き日がありました。
雑誌でみるような人たちのように自分のことを想像してステージに立つのは
とても興奮することでした。
私たちカメラは出演する人のその日、その瞬間を思い出に残そうとしています。
その瞬間は、出演者と二人きりのステージだと思うこともあります。
その写真を使っていただくことが、私たちの喜びです。
ぜひ、ご活用くださいね。
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