今こそ地産地消
汚染米問題が毎日とりざたされる中、いったい誰が真の被害者なのかが
わからなくなってきている。
もちろん元になって企んだ企業の問題はあるのだが、中間に入る業者は
調べもせずに流通マージンをとり、多くの企業に卸していた。
現場ではそれを確かめもせず扱っていたのは食品を取り扱う者として問題
とされてもいい。
今後の戒めとしても、流通全ては品物に自信ありという姿勢が必要なの
です。
一方、これをチャンスとできるのは、大企業ではありません。
むしろ、地域で生産し地域の皆さんに食べてもらう良心市のような地域の
販売場所に卸す、きわめて個人な生産者のあたりまえの信用こそが最も
アピールできる位置にあるのです。
続いては個店、小さな店の信用のおける生産者との関係はアピールして
いただくべきもの、それは今日からも可能です。
今回の一連の食品疑惑は、食品をペーパー上で取引する商業構造から
生まれた時代のひずみです。
本来ならば誰が生産したかまでをしっかり把握すべき商人が会社の利権
という目的の為に、あえて見ないふりをした。
食品とは現場で生産物を確認しない企業に任せるべきではないのです。
この小さければ小さい生産者、取り扱い者に訪れたチャンスは、食品流通
の当たり前の姿に戻る転換点となりました。
今こそチャンス、農業生産者こそがキーを持っているのです。
時代は元へと戻り、確かな信用のもとに取引がされる。
食品流通とは合理化が進むばかりでなく、本来の心あるところに戻るのです。
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