文化屋と喫茶店文化
昨日週明けのミーティングを浜松の喫茶店「文化屋」でしたと書くと
大勢の人に読んでいただいた。
若き日、浜松も喫茶店文化が花盛り、誰もがお気に入りの店や常連の
店を持っていた。
我々が歳を重ねるうちに多くの喫茶店はいつの間にか消え、私たちも
喫茶店が作っていた文化から離れ、違うものに求めていたのです。
されど未だ残る喫茶店はあの頃と同じように今も迎えてくれる。
「いらっしゃい」とマスターが顔を上げ、何年何十年のご無沙汰を
消し、居心地の居心地いい席に座ることができる。
珈琲を飲む、好むのはかつて大人を表した。喫茶店は我々の大人への
入口に建っていた。
マスターやママと呼ぶ喫茶店を誰もが持っていた頃は遠くなったけれど
今も文化屋をはじめいくつかの店は店を開けて待っていてくれる。
珈琲が好きなのはあのの香りが好きなのは、やはりあの店の香りから
始まったのだ。
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