サソリネズミは赤い耳

もとお@SEAES

2008年08月25日 00:31



乗りもしないで語るんじゃない、などとお怒りの貴兄。

それでも車は語られる、多くの人が迷い決断して伴侶を選ぶように、もしく
は生涯に何人かしか現れないガールフレンドを選ぶなら、出会いの時から
語ってもよいのです。

フィアット500アバルトはおなじみのヒゲネズミである。

彼女が「GIRL」であるのは、アバルトとなって付け加えられたエアダム「ス
カート」からも察することができるというのは強引でしょうか
ノーマルな家ネズミに比べて大きな口を開くのは、小さいとはいえ肉食の
証であります。

500(チンクエチェント)は長きに渡りイタリア国内から世界中にそのシーズ
を広げていった家ネズミであり、人々に愛されながら共存をしてきているの
は、ネズミが雑食であることを忘れてはなりません。

手足が長いイタリア人、足は長いがハンドルを抱え込みたがるイギリス人、
さほどの特徴をもたないから、人それぞれの体系をした日本人までを腹に
収めて生きてきた。

求められれば”それなり”に対応してきた500に今回加えられたのが”闘争”
本能でありまして、アバルトが追加された。

増えすぎた都会のネズミが最後には人間を襲う”ウィラード”のようにネズミ
君、じつはかなりの闘争本能を持つ狩人でもあるのです。

多くのガスを食い巨大化したファットな都会と車の中に、サソリのDNAを植
え込まれたネズミが発生した。

赤耳サソリネズミの登場です。

学名では:チンクエチェント・アカミーミ

さて、どのくらいの発生になりますか、その走りとともに獰猛さを注視してい
かねばなりませんな。

映画ウィラードは、主人ネズミの「ベン」の主題歌をあのマイケル・ジャクソン
かつての少年が歌っております。

ネズミはいつまでもネズミではない、マイケルの例をとっても明らかなので
あります。
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