東山深蒸し茶を広げる

もとお@SEAES

2008年08月22日 12:33



昨晩は、全国から静岡県の地域ブランドとして高い評価を受ける深蒸し茶の
産地、掛川東山茶業組合をお訪ねしました。

私たちの郷土静岡の名産を表す時に”お茶とみかん”だと言われますが、
今や県単位で名産や名物を語るべき時代ではない、広い静岡ではなおさら
のことです。

地域ブランドという言葉がありますが、その品物が本物であるならばより狭
い地域をさす言葉を用いるのが消費者にわかりやすい表現だと思うのです。
さて茶処静岡は、浜松餃子のごとく私たちには当然のことと認識されていま
す。旅をした他県の旅館で出されたお茶に驚いてしまうことはお茶の静岡県
人としては日常であります。

もちろん、そのお茶は煮しめたような味も香りのないお茶なのです。

知らず知らずのうちに、本来は緑の茶の色を”茶色”として認めてしまってい
る私たちがいる。 
産地産元にいる私たちこそが、緑にでるお茶の色をアピールするのを忘れて
いるのです。

東山茶業組合に通うち、ご担当の渡辺さんに教えていただいたお茶の品質
を表す言葉が私たちの自慢の茶を表すことに気づきました。

お茶は外観、水色、香味、地味という4つで品質を問われます。

この水食(すいしょく)とはお茶を煎れたお湯の色、私たちが知るあの美しい
緑色のことなのです。

東山茶業組合は煎茶の中でも、深蒸し茶という美しい水色を持つお茶を生産
しています。葉厚豊かな茶葉を生産できるのは土づくりに加え、粟ケ岳にかか
る霧の力も加わり、よい茶を生産しています。

本物をアピールしましょう。

渡辺さんら東山茶業組合の持つごく狭い地域ブランドの立ち上げがはじまり
ます。

ある喫茶店で店でコーヒーや紅茶のブランドについて話をきいた。
世界的に有名なブランドも、小さな地域から生産されているそうなのです。

お茶の世界でも極狭地域の世界ブランドができないか

私たちはお手伝いしてまいります。
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