トヨタイタリアンなヴェロッサ

もとお@SEAES

2008年12月18日 00:20



車を運転する場合、安全という要素は不可欠である。
もちろんドライバーの運転はいわずもがなであるが、行って帰ってくるまでのセー
フティには車が壊れないという要素も大きい。

お前が変な車ばかり乗るからだ、とお叱りを受けるところなのだが、そんな時に
トヨタを思うのである。
縁がなくて(素直さがなくて)じつはトヨタ車を所有したことがない。
免許年齢でセリカに会い、その後も魅力的な車に出会っても全て”横目”しただ
けで見送ってしまっている。

いつかはトヨタ、そんな男は安心なる車を所有するのはいつになるのか?

さて、今晩はそんなトヨタがイタリアンデザインを取り入れた(と思った)車、ヴェ
ロッサである。
中身はマークⅡだそうで、大層安心なのだがそのエクステリアはトヨタ車にして
トヨタにあらず、黙ってみればアルファロメオ・・・という匂いがした。

ちょっとエグく、挑戦的であり、また売れなかったのは個性的だったから。

平凡であり安全でありお値打ちでもあり、平均的であり善良な市民であることを
義務づけられるトヨタファンにはうけなくとも、常に尖がっていることを希望するちょ
いと変わった市民にはここがウケる。

充分なるパワーを持ち、マークⅡほど安全でいながらアグレッシブな顔とテール
を持つ車はやはり異端である。

絶版になった一代車を作り販売したトヨタは時々こんなポカをするのだが、この車
ならヨーロッパのちょいとした車と並んでもヒケはとらない。
世界のトヨタの作ったイタリアンなのである。

最近、旧きこの車の車評を読み漁り、こんな選択肢もあるじゃないかとトヨタに乗
ろうとするのは、安全に身を振りたいからである。

ヴェロッサ、名前からしてイタリアンである。

もうひとつ踏み込んで、トヨタミラノとか、トヨタティーポとかつけていただくと俄然
やる気になったのだと思う。
まだまだ、この車は中古市場にある。 割安感があるのだそうだ。

どうかな、トヨタイタリアン、安全に行き、安全に帰るイタリアン風味である。

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