街を小粋にする車

もとお@SEAES

2008年12月15日 00:20



街を小粋にする車、それはどういう車かというと、決して大きすぎず、パワー溢れ
過ぎず、小柄であり、カラフルであること。

そういう車が街に溢れると景色は違って見える。

小型にして少々の工夫を持てばさらに楽しい。そんな車は見ているだけでも楽し
く、心から歓迎する。そういう車が売れるだけで世の中は明るくなるのである。

かつてポルシェ914という車があった。
極端に平らたく幅があり、それでいて長すぎず、2シーターをミッドシップ(エンジ
ンがシートの真後ろにある)で走らせる。

さらにこの黒いルーフは簡単に取り外されて収納できるのである。
これをタルガという。 風と空を味方につけて街も郊外にも走らせるカラフルな車
は楽しい。

ヘッドライトはリトラクタブル式(収納式)であり、ボンネットの両角はセンスよく
車体の角をマークできるコーナリングランプがついている。
見切りがよく、大切なナビゲーター一人だけを乗せて走る街が楽しくないはず
がない。

2シーターとはビジネスで乗るものではなく、まさにオフ専用のものである。

914を持つならどんな色がいいだろうと想像しながら、いつも決められないのは
どの色も似合い、どの色もオフの楽しさを演出し、パワー戦争など関係のない
この車でどこに行こうか、誰を乗せようかと想像するのだ。

街を小粋にすることに協力したい人は多い、ゆえにこうした工夫された小粋を
選びたいと思うのだ。

もう一度復活できるならば、こういう車が街を小粋に演出する。

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