もしブログ適齢期というものがあるのなら、迷わず40代以上でしょうと答える。
それは決してティーンや20代、30代が適齢ではないというのではなく、人は
歳を経るほど抽斗(ひきだし)を多く持つと思うからなのです。
このブログ話は、ブログという媒体を利用して自分探しをし、自分の発信力を
楽しむ人に向けて書いている。そうしていただきたいのはより年配者でありた
いと考えています。
ある方の話に、例えば子供の服装を見て真似をする親たちがいる。それは
決して若返っておらず、見苦しいのだと言う。
年齢を経て自分のスタイルを確立する時期に、むやみに若者の真似をするの
は見苦しいというのです。
ブログもしかり、若者たちはセンスやひらめきで生きる才能たちです、そこに
はすばらしい文化が生まれてきますが、それを育てるには時間がかかる。
私たちは若者時代のセンスを磨き重ねて今があるとすれば、ここに至るまで
の経緯を知っている。
ならば、経験者である我々は、若者のあの輝きには真似できないいぶし銀な
る輝きを持っているのです。
昨日も60代の方にブログをすすめた。書きたいものがたくさんあると目を輝か
せていた。その方に読みたい人はいくらでもいますよとすすめておきました。
仕事の経験だけでなく、人生の先達たちが記事とする内容には当然のことな
がら何段もの抽斗にしまった深い考えがある。
ブログは決して若者文化でも、若者ぶる文化でもなく、むしろ経験したことを
書き綴ることができ、その内容を伝え残したい年代が活用するものでありたい。
読む側に立てば、輝くけれどまだ薄いものより、じっくりと共感を得られるもの
を読みたいのである。
ゆえにブログ適齢期とは歳があがるほど、適齢と言えるのである。