時代のサーフィン

もとお@SEAES

2008年10月10日 00:50



コメントをいただいたように、スカイラインには独特の聖域がある。
今や50代、さらに団塊の世代の先輩たちから続くスカイラインには神話があり
いまだにスカイラインを紹介する時の基本となっている。

日本車にして神話を持つのは稀有な存在である。

写真はハコスカと呼ばれる神話の二世代目である。もちろんその前にはポルシ
ェとやりあう為にノーズを伸ばしたと言われるGTBが存在する。

スカイラインの伝統は随所に引き継がれている。独特なるボディサイドの「サー
フィンライン」、この後のケンメリからは丸型4灯テール、最もレーシーなタイプに
Rを冠すること。

スカイライン神話伝説には愛称で呼ぶイメージ戦略もあり、ハコスカ、ケンメリ、
ジャパンなどと続く愛称がスカイラインを表している。
鉄仮面などと呼ばれて時代を経て、近代まで続いているのです。

「スカイラインをもう一回買ったよ」などと言われる頃があった、牙を抜かれファット
になり、時代のラグジュアリー化を経たスカイラインは徐々にハコスカからの伝統
を失っていった頃、それでもスカイラインを応援するという人たちがいた。

神話伝説を続ける為である。

スカイライン神話を続ける為にはスカイラインと共に歳を重ねる多くのファンがい
ることも日本車では唯一無二の存在になっている。

同じ車種を乗り継いできたという統計があるならば、スカイラインこそが日本の走
りのブランドとして愛されてきたことがわかるだろうと思うのです。

今も美しいハコスカGT-R、もし”街道”で出合ったとしたら、現代の車ならば置いて
行かれることもないから追って見るといい。

ゴバァッという吸気音、ズシリとした排気音を今や軽く思えるボディから発して走る
神がそこにいることに気づくはずだ。

もちろん、追い越してはいけない、神は神の走りをしているのだ。

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