秋のドライブと考えればどんな車で行こうか?
もちろん数台も持っているわけではありませんが、洋服を着替えるように車も
着替えてドライブ先に合わせられたらと考えてみるのです。
秋はのんびりと走るのがいい、もう強力なエアコンもいらず、むしろ窓を開けて
(もちろん手動ハンドルでね)風に吹かれながら行くならちょっと古いイギリス
車などはいかがでしょうか?
イギリス車の楽しさはクロームを磨きあげること、ちょっとミニに似ていますが
これはノッチバックにしたウーズレーホネットという車、少しだけ高級な仕立て
にしたミニのセダンであります。
ちゃんとトランクを持っていますから、一泊の簡単なカバンなどは後席でなく
ここに納めたい、もちろん秋の変わりやすい天気に合わせて”コウモリ”も入れ
ておくのがイギリス流ジェントルマンのたしなみとしていただきたい。
助手席には品質のよいブランケットを置き、今から迎えに行く淑女のひざに
かけてあげることも忘れてはいけませんね。
大型の巨大なエンジンを持つ楽々カーで向かう旅はもう卒業して、こんな車
でトコトコと走ってゆくのが、秋風というものです。
もちろんエンジンはミニと同じですから、ひっぱるように走ればキビキビと走る。
長い峠越えでもなければ流れには充分に乗れるのです。
どこの休憩ポイントでも、軽ほどのスペースがあれば充分、淑女をエスコート
するならば、遠くの駐車場から歩かせることがあってはいけませんぞ。
スモールカーで行く旅とは決してチープな旅ではいけません。
品のあるウーズレーならば、小さいよりも「かわいらしい」彼女にも気に入って
いただけるかもしれませんね。
車内に持ち込むのは濃いコーヒーを入れたポットのみ、こんな車をいたわりな
がら、景色のよいところでコーヒータイムなんていかがでしょうか。
それにしても秋は車で行くちょっとした旅に行きたくなりますね。