FOMA NM706iとの一ヶ月
気づくとFOMA NM706iが9月3日に手元に来てから一ヶ月が経ってしまった。
今日は一ヶ月の活用から所感として書いてみたいと思います。
FOMA NM706iの魅力は”置き姿”にあります。かつてプレミニなど同種のワ
ンフォルム携帯に比べても置く美しさは際立っている。
どの面もフラットに(じつは横に立てて置くこともある接地するから、「トン」と置
くまるで”焼き物”のように、愛しく置くことができる。
じつは数年来のネックストラップ派なのだが、FOMA NM706iはポケットに入れ
た感じがよいのは、角を丸くしたどの面もフラットな形状が貢献している。
ポケットにいろんなモノを入れるのは格好は悪いのだが、ちょっと食事や移動
という時にポケット(それはシャツだけでなくズボンのことも)にスッと入れるこ
とが多い。
それは”ひっかかかり”のなさを知るからである。
ついでに優美なる表面の表示部分の汚れ(どうしても顔につけて話しますから
ね)を柔らかい布で拭くことも忘れない。
美しい姿を汚れたままにすることはFOMA NM706iの場合許されない感があ
るのです。
この機種を選ぶに当たり、電話の発着信、メール送受信ができればよいと割り
切っているから複雑なオペレーションはしていない。
持ち歩き、会議や商談先、食事や喫茶時にテーブルの上にコツンと置くのみで
ある。
じつにこの携帯になってその頻度が高まったのは、置く演出ができる形態だか
らである。
割り切り携帯は、ワンセグも、高度のブラウジングも、おサイフ携帯でもない。
ただ初期のi-mode機能を持つ、電話、メール機であるだけである。
じつはどの携帯でも”慣れ”というファクターは初期の選択や薀蓄の苦労を忘
れさせてくれるものである。
ただし、ほとんど選ばれないいわば”希少”種を置くだけで、この携帯は誰の
携帯であるのか認識される。
スッと置いてあり、過剰な演出を持たず、そこにトンと澄ましている。
人にも同じタイプがいるように思うのだ。
最新ニュースや薀蓄を盛りだくさんに持つ、トレンディやDIME男を尻目に、自
分の好みの雑誌や本しか読まないという生き方をする人もいる。
過剰な更新で脳を酷使するより、整理された情報を好みでチョイスする選択は
ありなのだ。
二ヶ月目の使用にあたり、まずは心配した塗装やクロームのはげなどは見当
たらないと報告しておきたい。
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